Archive for the ‘技法、チップス’ Category

長尺モノの組み立て

キャビネットの制作工程は、家具制作の中では比較的シンプルと言えるかも知れません。 一般的には次のような工程になります。 設計 木取り 墨付け 枘穴開孔 枘加工 小孔加工 面取り 仕上げ 帆立組み立て 地板等の組み立て 全 […]

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クラロウォールナットのこたつ

かなり遠方のお若い方からのオーダーで、何と、クラロウォールナットで「こたつ」を制作して欲しい、とのこと。 ちょっと、いや、かなり異質な類のお話だったわけですが、この半年前ほど前、同じ人にマホガニーのデスクを納めたところで […]

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車知栓(しゃちせん)による三方留

はじめに 「三方留」という仕口は旧くから広く一般に用いられてきた接合仕口の1つです。 家具の構成にあっては、四方に巡らせた枠組みに脚や柱を建てるというものですが、この3つの部材が留め接合、および傾斜接合となり、頂点を一点 […]

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座卓 2例(その2:栓 拭漆の座卓)

栓の一枚板の座卓です。 これは私が調達した材。 900×1,800mm、厚さも70mmほどのもの。 中杢の綺麗な板でした。 脚部は既に公式Webサイトに納めてある、〈楢の拭漆座卓〉と同じ意匠としました。 昨年の栗のデスク […]

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座卓 2例(その1:栗のセンターテーブル)

昨年末に納めた1m×3mという巨大な栗材1枚板のデスクですが、この板材は元々5m近くの長さがあり、設置場所の制約から3mに切り縮めたものでした。 その残りの切り落としで、センターテーブルを制作。 切り落としとは言っても1 […]

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ワークベンチ(欧州型の作業台)

スカンジナヴィアンタイプ ワークベンチの制作です。 私も同種のワークベンチを使っていますし、公式サイトの方には、やや詳しい記述で紹介しています。 これまでも数度、このワークベンチ制作依頼があったのでしたが断ってきました。 […]

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栗の巨樹を愛でる(拭漆栗・書斎机の制作)その7(終

ブラックウォールナットの書棚 間口1,500、高さ2,150mmのものが2連。高さは天井近くまでになる大きさ。 用いた材料は市場に流れている、なんちゃってウォールナット(本Blog記事・参照 ①[1] 、②[2])ではな […]

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栗の巨樹を愛でる(拭漆栗・書斎机の制作)その6

デスクのワゴン 抽斗はデスク本体とは別物として、いわゆるキャスターを持つワゴンのタイプとしました。 同じ栗材での拭漆仕上げ。 全体の構成はいわゆる板差しですが、見付側(正面)の側板と天板は留め接合とし、奥行き方向の接合仕 […]

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栗の巨樹を愛でる(拭漆栗・書斎机の制作)その5

現場設置作業 年の瀬の12月29日の納品・設置という慌ただしい日程になってしまったのでしたが、全ては首尾良く進み、施主ご夫婦も大きな歓びですばらしい出来を称賛してくれたものでした。 天板だけで120kgほどもあり、運送屋 […]

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栗の巨樹を愛でる(拭漆栗・書斎机の制作)その4

拭漆 この大きなデスクですが、施主の要望が拭漆での仕上げということで承り、この条件を果たすのは木地の制作以上に困難なものと考えられました。 問題は大きくは2点あります。 まず何よりも大きすぎる、ということに尽きます。 脚 […]

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