工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

棘との格闘

木工をしていると、手にトゲが刺さると言うことは茶飯事です。
たかがトゲ、しかし時にはされどトゲ状態になります。
侮るなかれ ! であります。
昔のことですが、かなり太いトゲが手のひらに刺さり、端末が深く潜り込みどうしようにも抜けないことがありました。
Tweezer
あまりの痛みに耐えかねて整形外科に駆け込み、メスで取ってもらったこともありました。
それから…、指先、爪の部分に深く刺さったこともありました。
これも自分では抜くことが出来なくて、この時はラジオペンチで隣人に抜いてもらったのでした。
ジャ〜ン !  そこで登場。すぐれもの Tweezer です。


Magna Point Tweezer」という商品です。
今では手放せない七つ道具の一つですね。
ルーペ付き(程良い倍率)で、先端がとてもシャープで硬度がありますので、確実にトゲを挟んでくれます。
これはかなり昔に米国通販会社「WOODCRAFT」で以前手に入れた物ですが、今でも取り扱っているかもしれない。最近は個人輸入もしていませんので、手元のカタログは旧く、このWebサイトで検索しても出てきません。
■amazonで探したところ、こんなものがありました(参照)。
■直販もあるようです(参照
なお、米国の工具、道具関連通信販売会社には、多くの安全対策関連の商品が豊富です。例えばゴーグル、マスク、エプロン、etc 。
あるいはまた作業環境を快適にしてくれる物品も豊富です。
国内でこうした関連グッズを紹介、販売することで起業された人も多くいらっしゃるようです。
クレジットカード、およびFAXさえあれば、どなたでも海外の通信販売を利用できます。国内業者への少なくないマージンを払うことなく、ダイレクトに安価に入手することができますので。未体験の方にはア1度プローチされることをお奨めします。
注意すべきはネット上でのカード決済はしないこと。FAXを利用すれば問題ないでしょう。
また衝動買いを避けるようにしましょう。国内では見かけることのない魅力のある物品が豊富にありますが、果たして本当に有効に使える物なのか、よくよく吟味して注文しましょう。多くの会社はクレーム処理、返却なども可能になっていると思いますが、やはり国内業者とは違いますので、煩雑なものになります。
なお、あえて申し上げますが、海外からの刃物類の購入はお奨めできません。
確かにユニークで魅力ある刃物類も数多くあるようですが、日本のもののほうが圧倒的に優れています。
今後も折に触れ、ユニークで優れたツールがあればご紹介していきたいと考えています。

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