工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

最良の日

帆立今日は最良の日だった。
そう、お天気がみるみる回復。工房の湿度計も80%越える位置から徐々に下がり続け、お昼前には60%切るまでに。
昨日の雷混じりの豪雨とはうって変わっての爽やな風が心地よい。
こんな日はビールが美味い。お風呂も太陽熱温水器でガス焚き無用 !
いや、そういう話しではない。
最良とはやや大げさと言う無かれ。
今日はキャビネットの帆立を組む段取りだったのだが、昨日の天気ではとても出来る作業ではなかったからね。
雨の時に組んでみなはれ。
その後、乾燥した大気の中で数日経過すれば……、
見事なまでに、接合部は切れていくこと、必定。
うちの2尺のハタガネは50本あるが、全て動員するほどのボリュームの帆立組み立ての量だったが、おかげでスムースに事が運ぶ。
快適環境に、快適作業。
まだまだ扉、引き出しの加工が残っているというのに、駆体を組み上げる作業というのは大きな山を越えたようなもので、そうした安堵感とともに快適に作業させていただく。
ただこのお天気、もう1日持ってもらいたい。
今日は帆立側だけだが、明日はこれに棚口、後桟を繋いで筺にしなければならん。
♪ てるてるぼうず、テル坊主 !
……、
この最良の日を祝うかのように、今日は遠方の家具制作依頼者から美味しそうなギフトが贈られてきた。
昨年末頃にアクセスしてきた顧客からだが、経過、いろいろとあり、やっと最終設計案を了承いただいたばかりで、未着手の仕事。
何やら、プレッシャーを感じるものでもあるが、ここはとにかくありがたく頂戴し、良い仕事を叶えることでお返しするしかあるまい。

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.