工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

BOSCHのLEDバッテリーライトは使える

LEDライト

昨日来の伊豆東方沖地震では、多くの知人、友人から電話、メールなどで見舞をいただく。
当地でも確かに震度1〜3ほどの揺れを感じたところあったようだが、我が家(=工房)周囲ではほとんどといって揺れを感じることはなかった。
この8月の東名高速道を崩壊させた「静岡沖地震」の時は、さすがに大きな揺れがあり快眠を妨げられ慌てふためいた。(2009年8月11日午前5時07分)
飛び起きてまず気付いたのが停電。最初の行動は懐中電灯を手に取ることからだった。
MINIマグライト(LED)が比較的寝床の近くに置いてあったのでその後の対応に困るということはなかった。(画像、黒く細いボデー)
一家に1台、2台と持っておきたいのが懐中電灯だが、最近ではもっぱらLED(発光ダイオード)のものが一般化してきているようだ。
今日も妻が自転車を更新したいというので、まずはネットで調べ上げ、然るべく資料を取りそろえ、自転車屋へと出向いたのだが、ヘッドライト、バックライトはほとんどがLED仕様となっていた。ハブダイナモ式のオートライトという奴だが、かなり普及してきているらしい。
ペダルへの負荷などほとんど感じさせず(省電力)、かつ高輝度で明るい。
あるいは更新される交通信号機なども、もっぱらこのLEDに切り替わりつつあるようだ。
日中でも輝度が高いので視認性が高く、より安全だ。
まだまだ‥‥、ボクのMacBook Airの液晶ディスプレーのバックライトもLEDだし、最近更新されたiMacも同様。
コントラストが取れ、明るくてありがたい。システム環境設定で輝度を半分ほどに絞らないと目に悪いほどだ。
さてところで、日亜化学の株価はどうなっている?
この日亜化学と特許を巡って200億円を争った青色発光ダイオード発明者のプロフェッサー中村修二氏はノーベル受賞者候補ってホント?
最近では住宅内で用いられる電灯を、このLEDランプへ、という話題も出るなど、ことほど左様にLED話題は尽きないのであるが、
LED

さて冗長な前振りになってしまい申し訳なく思うのだが、今日の話題は懐中電灯のLED化。


うちには既に名もないメーカーの比較的明るい懐中電灯もあったし、1W仕様というMINI MAGLITEはTREKバイクの前照灯として活躍しているし、乗用車にも1WクラスのLED小型懐中電灯を装備。(「進化していたMAG-LITE」
少し前にはミニミニサイズの《Tag Light》なるものを親交のあるデザイナーから頂いた。
画像の下のiPhoneのストラップ代わりにしているのがそれ。
白色LED + リチウム電池の「超小型軽量ライト」だ。
頂いたのは黄色いボデーだが、12色もあるそうだ。
デザイン優先というようなイメージだが、どうしてどうして、超小型とはいえ、驚くほどに明るく実用性十分。
家人も含め、これを見た者は皆欲しがるようで、複数購入した者も少なくない。
っと、主たる話題から遠ざかってしまうところだったが、今日の主題は中央のBOSCH《GLI 10.8V-LI》という懐中電灯。
既にこの1月にBlogで紹介したBOSCHの「コンパクトでインパクトな12Vドライバードリル」インプレッション記述の時にも、この小型インパクトドライバードリルのバッテリーを活用した懐中電灯が本国、ドイツでは販売されているが、日本ではいつになるの?と、触れていたが、これを先月手に入れた。
いつ発売になったかは不明だが、ここ数ヶ月のことだろう。

LED

無論期待していたものだが、その明るさは感激もの。
仕様では1WのLEDということだが、同じ仕様のMINI MAGLITEとの明るさの比は歴然。
これはLED素子の規格だけではなく三角錐形状の反射板などの設計精度、ボデーの大きさ(=反射板のサイズ)など、総合的な品質からのものだろう。
ただちょっと重い。仕様では0.3Kgとあるが、ボデーサイズのコンパクトさとの比から感じる重さのこと。
でもそのグリップ感というか、仕上げの精度、デザイン(カラー設計も含め)などは秀逸。
元々「Model PS40-2A」(≒ GDR 10.8V-LI:小型バッテリーインパクトドライバー)には2つのバッテリーが付属されているので、1つはこの懐中電灯に入れておけば良いわけだ。
画像にあるように、奥のマキタの14.4Vインパクトドライバーのバッテリーも、このようにモバイルの蛍光灯として活用できるというシステムがあるように、各社同様の電灯器具活用展開があるのだろう。
LED

しかしこういうガジェットの紹介は平和でいいねぇ〜。
コペンハーゲンのCOP15会場では、閉幕間際にかろうじて政治合意「コペンハーゲン協定」が承認されたらしいが、アフリカ、南米諸国からは不満噴出とのこと。
まだまだ公的な電力網が整備されていないような国からすれば暴挙 !と叫びたくなるのも理解できないものではない。
LEDいいね〜と、はしゃいでいるボクも、結局は北側の恵まれた市民というわけだ。
削減目標や途上国支援については、今後国内でも大きな議論になっていくものと感じられるが、圧倒的な非対称というものは改善への志向を見せねばならず、そうでなければこうした途上国の排出抑制計画への参加は得られることにはならないだろうね。(例えその後ろ盾に中国の影があるとはいえども、だ)
環境問題とは、国境を越えた全地球的課題として取る組むことなくしては為し得ないものだしね。

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