工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

再び、秋の便り 遠慮気味にup !

“すや”の栗きんとん

美濃の栗きんとん
今度は中津川の「すや」さんから送られてきた。
いつもここのものを取り寄せているという友人の計らい。

食べ較べ、とは言っても、茶道をたしなむというほどでもなく、高級和菓子にさほどの縁があるわけでも無いので適性に欠けるが、実に旨いのである。

正直お話しすれば、正月のおせち料理に欠かせない栗きんとんはまったくと言って箸が伸びない。
甘いものがからっきし苦手だからだが、このすやの栗きんとんは、いくらでもいける。

せっかく上質な栗きんとんの話しの途中だが、
過日、友と二次会の居酒屋で出された豚の角煮。
綺麗な盛りつけで食を誘ったのだが、少し箸を付けただけで、遠慮させていただいた。
甘いのだ、甘すぎるのだね。
そうしたものには身体が拒否反応を起こしてしまうようでダメ。

うちの砂糖消費量は一般家庭の1/3〜1/5以下といった食生活。
1Kgパックの三温糖を買えば(上白糖は買わない)、1年以上持ったりする。
使われるのは、和風の煮物などにほんの少量、隠し味程度に使われるだけ。
料理のレシピに書かれた分量の1/3ほどで十分。

ついでに言えば、マヨネーズ、ドレッシングなどもほとんどと言って買わない。
ケチだからということもあるが、とにかく素材そのものの自然な味を楽しむことの方が舌を喜ばせてくれると思うからだね。
ドレッシングなどはバルサミコ酢とオリーブオイル、ハーブソルト、コショウ、時には柑橘類があれば簡単にできちゃうしね。

そのような食生活をしているとどうなるか。
上述のように通常の甘味だと吐き気さえもよおし、料理人やら周囲に迷惑を掛けてしまうのだが、しかし一方、舌が肥えてきてシャープになっているので、微妙な味わいが楽しめるというわけだ。

「すや」の栗きんとんは、そうした舌を喜ばせてくれる上質な菓子というわけである。
「寿や」のものより、少し甘みが勝っているかな ?

茶 碗:小川幸彦
銘々皿:前田純一

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  • えーーーーーーーーっ?!

    甘いものが苦手??
    甘いものがからっきし苦手??

    私が工房に初めてオジャマした時にはチョコレートを戴きましたし
    (確かに私のあまあまな好みよりぐっとビターでしたが)
    次にオジャマした時には確かシュークリームを戴きましたし
    半年前にお花見でオジャマした時には
    工房の冷蔵庫から取り出された チョコレートのお菓子を戴きました。
    お花見のシメはアイスクリームでしたよね??
    ….サワノ対策でしょうか??

    てっきり甘党(?)だと思っていました…..反省。

    • オッホン ‥‥,
      Ladyに対しては超甘 ‥‥
      Ladyに対しては、それなりのもてなしというものを考えておく、というのが私の流儀でして‥‥。
      今、スコッチを舐めながらMacに向かっているのですが、時にはビターなチョコを肴に飲る、というのも趣向。

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