工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

WordPress・Site Statsから励まされる

昨日、コメント承認についての記事をあげるにあたって、このBlog、WordPressのダッシュボードという、いわゆる管理者ページを確認していたのだが、ついでに久々に「Site Stats」をチェックしてみた。
いわゆるBlogのアクセス解析にあたるところ。

さほど高機能な解析とも思えないが、日/週/月のアクセスグラフ、個別記事アクセス数、検索エンジンのキーワードなどが表示される。

ここで、このBlogへのLinkをしてくれているサイトなども分かるようになっているのだが、意外なところで、意外な人たちがこのBlogをLinkしてくれていることに驚いた。

もちろん、このBlogは生業としている木工家具制作に関わる日々のログを中心とするものであれば、同様に関連サイトからのLinkが主体になるのは当然としても、全く縁の無さそうなBlogからLinkされているのは、やはり驚き、そして当然にも頬が緩む。

日々のBlog記述は6年半もやっていればほとんど日課となっているとはいえ、やはり孤独な営みという想念から抜け出ることは難しい。

アクセスログを見返せば、2,000〜4,000 PV/日 ほどのカウントが確認できるので、多くの方々に読んでいただいているらしきことは分かるものの、顔が見えず、手触り感が無いというのか、仮想空間特有の覚束なさに支配されている感じだ。

そんな中、インターネット回線で繋がっているはるか遠くの方が、人知れずLinkし、読者になっていることを知ることで、Blog記述の孤独な作業も、その報いを得て、確かさとともに同時に責任の重さを感じ取る。

さて、巷間喧しいTPPについてはこのBlogでも記事を上げねばならないと考えているのだが、今日、参加表明の記者会見をする予定になっていた“どぜう”くん、1日先延ばししたようだ。
結論ありきの日延べであるに過ぎないわけだが、ボクは怒りを通り越して虚しくなっている。
単に日本の農業政策云々の話しではなく、日本をまるごとハゲタカの前に素っ裸で差し出すに等しい所業であるにも関わらず、当の首相からは何らの説明も無く、だんまりを決め込み、一方、海外の国際会議などでは弁舌爽やかに参加への前向き表明を隠さない。

オバマを前にして「蛇ににらまれた蛙」の如くの唯々諾々としたTPP交渉前向き表明のニュース映像はとても象徴的。
こうした非誠実な振る舞い(本人の数少ない政治理念の1つが「“正心”誠意」というのだが、まるで真逆の振る舞い)に呆れ果て、我らが宰相として仰ぐにあまりにも虚しくなってくる。

今月5日の超党派によるTPP参加表明阻止の街頭演説がYouTubeに上がっていて、今まで約1時間半の長さで視ていたのだが、自民党右派から、社民党、公明党まで、様々な党派が同席していて笑ってしまい、2つの四字熟語が頭に浮かんだが(「呉越同舟」?「同床異夢」?)これってどっちが適切?。

それはともかく、ほとんど、ちょっと危ういナショナリズムのごとくの盛り上がりの様相を見せているわけだが、それほどにTPP交渉参加というものが、異常な方向を示していることの表れであることも確かなのだろう。

ネイション・ステートとしての国民国家という括りにおいて、やはりまとまって反対すべきであれば肩を組んでいくのも悪いものでは無いだろう。
どうする我らが“どぜう”くん、このままではもはや政権維持すら覚束ないのでは?

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