工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

楢座卓

楢座卓
先にDomino活用・ホゾ埋め込みでの送り寄せ蟻の記事を上げたが、その座卓も仕上がり、本日発送した。
あまり時間的余裕もないために撮影も工房内での簡易なものとなってしまった。
雑然とした工房内、作業台上での撮影。
この座卓のデザインはボクが古くからやっているものだが、自身ではいまだにやっているところからすれば気に入ってるからか。
今回は3種のデザインスケッチをした中で、顧客が選んだのがこれだった。
古くから、ということで例証をあげれば、
例えばこちらの「拭漆楢食卓」
あるいは「楢拭漆小卓」
端正で外連味のないものだし、やぼったくなく、美しいと思っている(こういうのを自画自賛と言うのだろうか)
やや難易度の高い技法も取り入れてはいるが、シンプルで平明なところが良いと思うが如何だろうか。
明日は西へと走り、これとは別のいくつかの家具を納品。
それが終われば、また大きな仕事へと取りかかる。
真夏の工房作業は肉体的にはハードなものとなるが、何故かボクはあまり夏やせすることもなく、活力充実して送ることが出来るのでありがたい。
今日もTシャツを4度着替えるほどのものだったが、熱いお茶に、スイカ、そして食卓には冷えたビールと良質なタンパク質を摂取し、秋に備えようと思う。

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