工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

堆積物

今日、曼珠沙華(彼岸花)の開花を確認しました。
秋ですね。
(iPhoneで撮影しましたが、右に貼り付けているTwitterに置いたので、興味があればそちらから。←そんな酔狂な人はいないか)

ところで、このTopにおいた画像、何だと思います?私は地質学者ではありません。バームクーヘン作りをしているわけではありません。家具職人ですよー。


答:海から観た地層ではありません。木の切り粉なのです。

バウムクーヘンとは、樹木の年輪に似たところから命名されたのでしょうが、それならば、この画像を、崩れたバウムクーヘンではないの?と思った人は、あながち見当違いでは無かった、と言えるかも知れませんね。
(Baumkuchen、というドイツ語、Baumという部分が“木”という意です)

どのような状況で撮影したかお話しします。

バンドソー周囲に堆積していたオガ屑をかたしていた(おっと、これは方言かな)片づけていて、その堆積物がまるで地層のように見えたので、慌てて集塵機のホースを横にやり、カメラを取り出し、パチリ!

このようなことはよくあるわけですが、今回のようにいくつもの材種が重なったというのは、ちょっと異例でした。

1つの仕事でいくつもの材種を使っていることからの副産物、ということで、
決して掃除が嫌いだからではありません(このところ強調 笑)

〈材種ごとの色調〉

  • ハードメープル:白
  • ブラックウォールナット:チョコレートブラウン
  • クラロウォールナット:灰褐色
  • マホガニー:赤褐色(サビ色)

手前のブルーが、ちょうど海水にも似て見えなくも無い。
Photoshopで合成したわけではなく、床の色を拾ったと思われます。

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