工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

本年最後の納品は

座卓
昨日は本年最後の納品を無事終えることができた。
この“無事”というのは誇張でも何でもなくまさに実感だ、
納品した家具はロッキングチェア、座卓などだが、この座卓がちょっと特殊なものだった。
甲板のボリュームだけで優に100Kgを越えるほどのもの。
材種はクラロウォールナット。甲板サイズは2,000w 1,000d 75t(1枚板)
甲板だけでも2人でふらふらしながらやっと持ち堪える、という風。
脚部を送り寄せ蟻で接合すれば、150Kgほどか。
こんな仕事良くやったよね。我ながら感心するぜ。
このクラロウォールナットは原木丸太の中でも最も幅も広く、状態も良く、したがって厚めに製材し大事にお守りしてきたもの。
依頼主(寺院住職)にも満足いただき、2008年を締め括るにふさわしい仕事だった。
*参考記事
外作業は楽しからずや(鉋は使っていますか?)
銑は使っていますか
木取りと勝手の迷い

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • 立派ですね。
    できれば板面が見たかったですが。
    右手奥に見えるのはもしかして暖房器具でしょうか?
    だとすると木工製品にとっては厳しそうな環境ですね。

  • acanthogobiusさん
    >板面が見たかった
    貼り付けた参照記事(外作業‥)からご想像を ?!
    暖房器具は確かに頭が痛いですね。
    木は痩せ、接合部分が緩むリスクがあります。
    送り寄せ蟻での吸い付き桟はかなり堅めにセッティングしましたが‥。

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