工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

進化していたMAG-LITE

MAGLITE1
今日は旧暦で12月15日。つまり十五夜の満月。
月明かりの下で甘い囁きを、と願いたいところだが、この寒さではちょっとね。
明るすぎるのもちょっとね。
でも明るさが求められる時はたくさんある。
前回のLED記事へのコメントにもあったように交通信号機に導入されとても視認性が高くなっているのはご存じの通り。
あるいは新型の車のテールライトにも導入されつつあるようだね。
当然夜道にも明るい懐中電灯は必須のアイテム。
もちろん、電化製品 IT製品には欠かせなくなっているのは言うまでもない。
Macでもスリープ状態にすると、1.5mmφほどの小さな穴から高輝度の白色LEDがゆっくりと瞬きをする。
さて、今日は懐中電灯のLED。
工房の機械のメンテナンスの際の内部へのアクセスでは場内照明では足りず、懐中電灯が必要になることは多い。
普段はminiMAGライト AAタイプ(単3電池)電池2本のものを使用していた。
恐らく20年ほどにも長きにわたって使用してきているがとても耐久性が高く、確か1度玉を交換しただけ。しかもご存じのようにこの玉は購入時にテール部分に内蔵されていたもの。
MAGライトはその性能、耐久性、使い勝手への信頼は類種を圧倒していて愛用し続けてきたものだった。
さて一方、銀行、郵便局などへの近隣の移動には自転車を使うことを基本にしているが、最近この自転車のライトが破損してしまっていた。そぅ、コケてしまって破損しちゃった。
そこであらたに自転車店や、ホームセンターなどでライトの機種選びをしていたが、LEDを用いたなかなか本格的で照度の高いものもあり、その中からいくつかに絞り込み、あらためて最終確認のためにネット上で検索していたら、USA MAGライトもLEDのものが発売されていることに気づいた。田舎の店舗では見掛けることはなかったので、MAGライトのLED対応への踏み切りには気づかなかった。
こんなエントリー、旧聞に属する話題なのかもしれず、その場合は遅れた老人のたわごととして読み飛ばしてもらおう。


さて気を取り直して…、
しかしこの新たなLED対応のMAGライトの購入は、やはり現物を手にして実際の明るさなどを確認した上での決断にしたかったのだが、近隣店舗での確認は困難だし、ここはMAGライトへのこれまでの信頼を託し、意を決してままよとばかりにプチッしちゃった。
これが大正解。以前AA2本のスーパーLEDと称するセルを用いたMAGライトっぽいもの(写真、中)を購入して車載で使っているのだが、これと較べても、あるいは無論通常のクリプトン豆電球を使っているMAGライトと較べても、はるかに高い照度を出してくれたので、これほどのものとは予測できずちょっと驚いてしまった。
恐らくはこのminiMAGライトというコンパクトさでAA2本という制約下で、これだけの照度を出せるものは他にはないのではないだろうか。
MAG LITE2しかも光束の絞りコントロールもヘッド部分の回転によって可能であることはそれまでのものと同様の仕様となっている。
絞ればかなりの距離まで光束は届くはずだ。
まるでサートライトの如くに。
この光源のLEDは3Wattという大出力。ホームセンターなどで見掛けるものとは大きく異なる。
一般に“高輝度”、“ハイパワー”などと称されるものは良くても1Wattぐらいのものと思われる。(表示灯などの用途のものなどは数mA〜50mA程度の消費電流だが、この3Wattのものは1Aという駆動電流になるので、如何に大出力かが判る)
自転車のパーツ専門メーカーで有名なキャットアイなどでも多種類のLEDヘッドランプを製造販売しているが、仕様を見てもこのLEDに関する表記は「ハイパワーホワイトLED」、「超高輝度ホワイトLED」などととても抽象的な表現になっていて比較対象が困難だ。(業界、あるいは通産省などで統一された規格表記はないのだろうか)
ネット上ではこのカテゴリーについてもかなり詳細な検証もされているようだが、あまり真剣には見ていない。恐らくボクのギモンに答えてくれる適切なサイトがあるだろう。 
なお既存のMAG-LITEをLEDタイプにアップグレードすることも可能ということで、セル単体も販売されているようだが、決してそれほど安くなるものではないようだ。
既に多くの方がLEDランプを使用した自転車用ヘッドライトを使った経験がお有りかと思うが、恐らくは実用に耐えないような照度しか出してくれなくて落胆することも多かったのではと思う。、
しかしこの3Watt LED miniMAG-LITEはそうした概念を大きく塗り替えてくれるだろう。
写真にあるように自転車への搭載と、工房での使用などの取り外しなどには、単純に抜き差しすれば良いだけのホルダーアタッチメントが各種入手できるだろう。
ただ褒めちぎっても回し者かと訝られるだけなので1つだけ問題の指摘を。
実はご存じの人も多いと思うが、miniMAGライトを自転車のヘッドライトなどに使用の際は、電源ON/OFFのSWをヘッド部分の回転で操作するのではなく、テール部分で可能なように、プッシュ式への交換アタッチメントがオプションとして入手可能なのだが、これは残念ながらLED MAGライトへは互換性がない。スクリュウ部分が異なるようだ。
またテール部分に付いていた紐通しの穴加工もされていない。
いずれもぜひ改善を望みたい。
なお価格であるがネットで探せばメーカー希望価格の半額近くでゲットできるはずだ。
画像Topは上から「MINI MAGLITE LED」、「ホームセンターで購入したメーカー不明のハイパワーと称するLEDライト」、「20年使い続けてきた従来のmini MAGLITE」
定盤上での撮影だが、照度の差異がある程度見ていただけるだろうか。
画像下は自転車への搭載(専用のアタッチメントが多種販売されている)

画像はいずれもクリック拡大

■ MAG-LITE Japan サイト

・商品名 :MINI MAGLITE LED 2 Cell AA
・サイズ :全長167.8mm/ヘッド部直径25.4mm/外筒直径18mm
・重 量 :68.04g(電池無し)
・LED  :3Watt 光源寿命 約10,000時間※
・使用電池:アルカリ単3×2本
・価 格 :6,500円(税込)
・ボデーカラー:黒、灰、青、赤

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  • マグライト大好きのkentは
    ネットで怪しげな改造ライトを
    手に入れて仕事場で使用してます。
    単三6本仕様。めちゃ明るいです。
    まともに見ると目が潰れます。
    でも重いのが難点。
    今度都内へ行ったら
    買ってこよう>2AA

  • MAG LITEフリークkentさん。
    この世界でもかなりの数でオタクが蠢いているようですね。単三6本=9vですか。スゲェ !
    mini MAGLITE LEDも同様に直視するのは危険な明るさ。
    女性の一人歩きには必須のアイテムだ。

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