工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

12月8日

明日はジョン・レノンの命日。
27年前の12月8日、ニューヨーク、ダコタ・アパートの前庭でマーク・チャップマンから銃弾5発を受け40歳の短い生を閉じた。

Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today….
Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace…

「砂糖菓子のような」(ジョン・レノン自身の自虐)甘ったるい夢想も、あの頃は説得力もあったのだろうが、今の若いミュージシャンはこのような楽曲は作らない。

今や世界は分断されてしまった。
しかしそうした制約を自覚しながらも、例え夢想と言われてもなお、未来を信じたいと考えるのも人間というものの可能性に賭けたいから。


先にJohn Lennonの〈Happy Christmas (War Is Over)〉を貼り付けたが、そのビデオクリップでは何故か冒頭のジョンとヨーコのささやき部分がカットされていた。

この〈Happy Christmas (War Is Over)〉はYouTubeではCeline Dionなどのものも含め多くの様々なバージョンがあるので楽しんでいただけると思うが、あらためてジョン・レノン自身によるノーカットのバージョンの1つから。(と思ったのだが、実は冒頭のささやきはなぜか後半ジョン・レノンの分だけだ)

なお因みにこの冒頭部分のささやき‥、
「Happy Xmas Kyoko Happy Xmas Julian」
というのはオノ・ヨーコと前夫の娘“京子”と、ジョンと前妻シンシアとの子“Julian”を指している。
全訳はネットから検索してください。

なお、最も新しい〈Happy Christmas (War Is Over)〉がiTSから取得できる。
John Lennon - Sometime In New York City (2005 Remaster)
(こちらは完全ノーカットだからね)

現代世界の1つの現実を様々な地域からの映像で構成したもの。

この〈Happy Christmas (War Is Over)〉だが、例え反戦歌としてカテゴライズされるものとは言ってもキリスト生誕を祝うものであれば、異教徒イスラムの子らにはその願いは届かない‥‥。
さて命日である明日8日、武道館で「Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ」が開かれるという。
例年通り、オノ・ヨーコも駆けつけるようだ。
うれしいのは参加ミュージシャンの中でも癌と闘っている忌野清志郎が復帰。
盛りだくさんのイベントになるようだね。
売上金の一部はトネーションというアジア・アフリカでの学校建設資金のための基金として使われるというのもオノ・ヨーコならではの考え方でうれしいことだ。

ジョン・レノン死後、四半世紀を数え、世界は一体どうなっちゃったのか。
9/11WTCを経て米国の世界大的な帝国支配は進み、富の配分の不均衡は究極的なところまでいきついちゃった。南北問題の不可逆的とも思える進行と、イスラム原理主義の台頭も一極支配による不可避的帰結。

■ 最後にJohn Lennonのスライドショーを貼り付けておこう

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  • 小中とRCに夢中になったわたしとしては
    清志郎の復活ほんとに悦ばしいです。
    経済が許せばアイスランドの光の塔を
    見に行きたいものです・・・

  • ユマニテさん、清志郎、罹患部位が部位だけに不安は隠せませんが、持ち前の精神力とロードで鍛えた(自転車)体力で克服してもらいたいです。
    「アイスランド ピースタワー」、話題をもらって今日記事にしようかな。

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