工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

映画 〈玄 牝〉

タイトルは「げんぴん」と読む。老子の『道徳経』から引いているとのこと。
産む性としての女性の人生最大のイベントである出産を「自然分娩」で実践する吉村医院と吉村正先生を追ったドキュメンタリー映画である。

この世界では著名なドクターでもあり、多くの書も出版されており、このBlog女性読者にも知っている人も多いのではと思う。

監督・撮影はカンヌ国際映画祭で『萌の朱雀』により新人賞を受賞した河瀬直美。
(彼女自身、1子をもうけ、次の出産には吉村医院で産みたいとインタビューで応えている)
いつものように、じっくりと被写体と言葉を交わしながら、16mmキャメラを回す。

オープニングは岡崎市郊外に建つ移築再建された古民家を取り囲む鬱蒼とした木々の葉っぱが風にはためき、パンしていきなり出産シーン。
妊婦がいきみ、そして生まれたての赤ん坊は小さな鳴き声を上げ、母親の胸へと助産婦が誘う。
にっこり笑顔で迎える母親。
その静かな営みは生後数週間後の母子を視ているかのような錯覚にとらわれる。
壮絶な修羅場のごとくの出産とは対極の、自然のあるがままのゆったりとした流れの中に、新たな生の誕生がある、この不思議。
その後にへその緒が断ち切られるシーンがつづき、出産したばかりだったのだ、とあらためて気づかされる。

(Top画像は映画パンフレットだが、この赤ん坊の聖なる笑顔は産後直後のものだということに、「自然分娩」の本質が表されているように思える)
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高山から学ぶ

steam wood

曲げ木へ



うちのようなWorkshop的なスタイルでの家具制作を旨とする者にとって、いわゆる産業としてのスケールとクォリティーを獲得している家具関連製造現場を参照するというのは悪いことではない。
制作する対象が例え同じようなものであったとしても、その制作スタイルもプロセスも技法も、様々に異なってくるのだが、しかしボクたちにとってはそれらから多くの示唆を受け、学ぶことも多い。

昨日は縁あって飛騨の家具産業のその一端を垣間見る機会があり参加。
高山市内の大手の家具製造会社、および成形合板、曲げ木加工などを主要業務とする複数の工場を訪問、見学の労を執っていただいた。

高山市内には関連する業界に所属する知人も幾人かいるのだが、こうした産業規模で営むところへの訪問はショールームへの立ち入りを除けばこれまでなかっただけに興味深く拝見させていただく。

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We can Imagine

Imagine there’s no countries …

imagine life in peace …

Imagine no possessions …

Imagine all the people sharing all the world…

I hope someday you’ll join us and the world will be as one …

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=IxLnIRVVwIM[/youtube]


大雪の夜(昔の記事を読み返しながら…)

今日は二十四節気・大雪だそうだ。ということは次は「冬至」。
雪こそ無いものの、肌寒い1日だった。

そして明日はジョン・レノンが凶弾に斃れ30年目の日か。

さて、以前も触れたことだが、Blog移行は何とか首尾良くできたものの、いくつかの不具合も残っている。
WordPress固有の問題でもあるようなのだが、記事の文章が改行がされないというのは放置できない。
だらだらと読みにくいったらありゃしない。
この修正には、個別記事を1つづつ展開し、必要なところへ br タグあるいは p タグを入れてやらないとダメ。

だが1,000を超える記事を全て行う勇気も時間もボクにはない。
しかしそうは言っても、過去記事を移行させるために払った労苦がアクセスしてくださる読者への感謝と運営者責任のためのものであったとすれば、主要な記事だけでも修正を施す責任もあるだろうと、重い腰を上げつつ修正に取りかかっているところ。

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ミュージックソース in 工房 (AccuRadio)

accuradio

Accuradio for iPhone

工房で仕事中に音楽を鳴らす、というのはやや不謹慎な環境であるかな?
いやいやリラクセーションで神経を緩和させ、効率的な活動に寄するというのは科学的にも立証されていることのようだし、音楽を流すのもその最良の方法の1つだね。

うちの工房の場合、長らくステレオ装置でMP3で焼いたCD/Rを音源として楽しんできたが、最近これが変わった。

iPod touchを使うようになった。
これをWi-Fiを使って自宅のの無線LANに入り、ネットへと繋ぎ、インターネットラジオを聴くという環境である。

チャンネルはもっぱら昔から楽しんできた 〈AccuRadio〉

いわゆるインターネットラジオの1つだが、オンデマンドであらゆるジャンルの音楽が無料で届けられる。

例えばJazzでもBlue Noteであるとか、ビートルズナンバーのみの局とかね。
合わせて480局もあるというから、例え毎日替えても1年半掛かるって計算?

お気に入りのジャンルを選択すれば、エンドレスに流れてきて快適この上ない。

これが今年から iPhone APPにも対応していた。ワォ !(Accuradio for iPhone
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樺のコレクションテーブル

collection table

コレクションテーブル by Birch


樺での制作
本来はこれはブラックウォールナットによるものなのだが、展示会でこれに目を停めた客の要望で材種およびサイズ変更での新たな制作となった。

濃色材と白木では大きくイメージが異なるのをあらためて感じ入る。
発注者の受け止め方はどうだろうかと、少し気を揉む。
白木はより端正に映り、また軽快でカジュアル感がある。

仕事としてはブラックウォールナットの方が材種の固有の特徴でもある靱性からして、やりやすいことは確か。

しかし、かつて松本民芸家具に携わり、また引き続いて地元のこのメーカー特約代理店の特注家具の制作に勤しんでいた頃、集中的に樺材と戯れ親しい関係にあったことからすれば、違和感なく快適に作業できたことは言うまでもない。

サイズを20%ほど増大させたものの、脚部のボリュームは変えていない。
ここをあまり大きくすると本来のエレガントさが損なわれる気がしてできなかった。
バランスとしては悪くないだろう。

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留め接合・その一例 〈おしゃぶり〉(=鼓)

tutumi

鼓、あるいは“おしゃぶり”

木工の仕口において〈留め〉は重要なものの1つ。
生活雑器から高品質な工芸品、あるいは建築全般にわたり、あらゆるところに用いられ、またそのディテールも多様だ。
ただ“イモ”でくっつけただけのものから、隠し留め接合まで、まさにピンキリの世界の華やかさ。

そんな中で、今回紹介するのは「コレクションテーブル」の上蓋の留め接合からご覧いただく。
この手法は堅牢さにおいては最高度のものの1つ、〈鼓〉(つつみ)と呼ばれるもの。
ボクの親方は〈おしゃぶり〉などと、まさに職人的符牒で呼んでいた。
あるいは〈千切り〉(ちきり)とも呼ぶが、こちらが最も一般的な呼称と言えるのかな?。

つまり雇い核(やといざね)の仕口の応用で、ロック機構を持たせたものである。
ダボテール様の核(サネ)でロックさせるというというものもあるが、同様の考え方によるものと言ってよいだろう。

以下、加工プロセスを少し具体的に見ていく。
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Blog 継続の意味って ? (続)


(承前)

こうして小さいメディアを獲得し、その中で日々木工を語り、技法を晒し、機械と工具について論ずる。
日々の家具制作活動に随伴しつ、Blog記述、運用が当たり前のように生活の一部と化していく。

今でこそ週に3本を基本としているが、一昨年などは日をおかずに上げていたものだ(今数えてみれば320本/年)。もうほとんど取り憑かれてしまっていたかのように‥‥。

しかも、恐らくは1本あたりのその分量において、あるいは内容におけるジャンルの広さ、さらには1つのことを深く掘り下げるという手法において、木工関連のBlogの中でも異色であったかもしれない。

自身では決して異色という自覚も意図も無いが、結果としてそのようなものになってしまっているというに過ぎない。
このジャンルのBlogでは一般には各々の仕事の成果を表明し、その過程の苦労話を明かし、販売訴求効果をねらうものであったり、食事ネタ、遊びネタといったいわゆる個人録としてのダイアリーといった内容のものが多いと思われる。

そうした平均的なスタイルと衡量して異質であるのはその通りだろう。
ではどうしてこのように異質なスタイルを取っているのかということを少し証しておくのも今後の運営にあたって有用かも知れない。

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Blog閲覧、操作の不具合について

burauza

うれしいニュースが飛び込んできたね。
アジア大会・陸上、女子200メートルで福島千里(北海道ハイテクAC)が23秒62で第1位。
日本女子初の100メートルとの2冠達成。
50mあたりからの驚異的な伸びで他の選手を置き去りに。
すばらしいの一言。400mリレーも勝ってもらおう !!

おっと、問題はこのBlogだった。

閲覧不具合の報告
数名の読者から表示の不具合、文字化けなどの報告が上がってきた。
「コメントしたいのだけれど、コメント欄が無いのよ」
「ページナビゲーターが機能しないんだけど」
等。

ご迷惑をお掛けして申し訳なく思います。
いずれもMac環境だが、OS、およびブラウザバージョンがかなり旧いタイプのものであるらしい。
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WP-PageNavi 導入

WP-PageNavi

WordPressでの初期のページナビゲーションは、前後に1ページずつ送ることしかできないもので、自分自身とても使いづらかったので、WP-PageNavi というプラグインを導入。

ページ最下段を見ていただければお分かりのように、画像のようなものに変わった。

1、2,3,4,5,と1ページ単位での選択と、10、20,30,という10桁での選択でページ送りが可能。

ホント、ありがたい。作者に感謝を !

左端の1/120というのは、断るまでもなく120ページのうちの1番を示す。
1ページあたり10エントリなので、1,200エントリを数えるということか。
よくもまぁ、ここまで飽きずに、トホホ

それと‥‥、右サイドメニューの Categoryのpaddingを調整して行間を圧縮。
ちょっと間延びしていたのでね。
スッキリした感じでナイス。

そうそう「Blog 継続の意味って ?」は今シコシコ書いてます。
ちょっとややこしい内容でもあるので明日に  (-.-;)y-゜゜