日本食文化
一昨日でしたか、NHK TVで日本食の特集をしていました。ニューヨークで、パリで、今や食通は日本食なんですって。
そのほとんどは如何に生ぐささを押さえ、西洋人に楽しんでもらえるか、という苦労話でした。
しかし日本人にはもちろんそのようなお世話は不要です。素材そのものを十分に味わえる舌と食文化を持っています。
ボクはここ15年ほどでしょうか、意識的に素材への味付けは薄めにするようにしています。
これは決して生活習慣病を防止するといった動機に発するものではなく、あくまでも食欲に関わることからです。
味を濃くしますと、本来の素材の持つ味がわからなくなります。これを怖れるからなのです。ほぼ同時期にたばこもやめました。
その結果、舌の味覚が研ぎすまされてきたのか、素材の味というものが良くわかるし、薄味の出汁も美味しく感ずることができるようになってきているようです。