みちのくの地方都市の閑静な住宅地に新居を構えるMさん。
ここ数年、何度も行き来し、多くの調度品を納めさせていただきました。
遠路はるばると工房に訪問いただいた時は、お子様もまだ就学前で小さかったのが、この4月には新入学と大きく成長され、再会するのがいつも楽しみなファミリーです。
ブラックウォールナットの食卓テーブルから始まり、カップボード、座卓、飾棚、そしてこどもたちの学習机等一式。
これほどまでに贔屓にしていただくというのは、ありがたく、一方、責任もまた深く重いものがあります。
ご夫婦ともに茶道をたしなむということもありますが、調度品全般にわたって関心が強いだけではなく、それらへの深い造詣もあり、美意識が強いということからなのでしょうか、作者の思い、そして木の仕事を深く理解していただける方です。