Tategu引き違い戸（居住スペース、玄関ホール、リビング間仕切り）

デザイン、構成

間口1,840mm、高さ2,500mmという枠に収める2枚の引き違い戸ですが、1枚、965mmという幅はともかく、高さは天井高さいっぱいの、かなり大きな戸になります。

建築内部空間にあって、その意匠は建具によって大きく規定づけられるものです。

ここでは、空間をより広く、開放的に見せるため、あえて天井高までの高さで設計され、より開放的に見せるため、デザインも細い格子を上下に並べ、ここに半透明の6mmポリカーボネートを嵌めただけのシンプルなものになりました。

すっきりと、室内空間を端正でモダンなイメージで装います。

木取り、仕口

縦框、横框、貫、格子、すべて柾目木取りです。（反り防止対策）

面腰の框組に、1本の貫、これに5本の格子を交差させています。

框枘は2段、2列の堅牢な仕口です。

ハードウェア

V字型レールに、専用の戸車。
おあなり大きな建具ですので、吊り込みまでは、摺動性にやや不安がありましたが、全くそうした懸念は無用だったようです。とてもスムースです（1枚の重量：20kgほど）