脚部
クラロウォールナット の甲板
クラロウォールナットという樹種は分類学的にはウォールナットの亜種とも言うべきもので、接ぎ木という人為的なプロセスを経て成長していく、かなり出自を特異なものとする樹種です。
接ぎ木という人為的操作を経た成長ということで、一般のブラックウォールナットとはかなり位相の異なる物理的性質や、木理の変化として作用し、顕著に異質な特性を有したものとして成長していくことになります。
一般的なブラックウォールナットそのものも、その堅牢性、あるいは靱性といった物理的な優位性から高級家具などに用いられてきたわけですが、中でもチョコレートブラウンという色調の鮮烈なイメージは、世界中の人々から好まれ、愛されてきたところです。
他方、クラロウォールナットは、これらの色調に加え、紫色、緑色などが木理に沿い縞状に表れたり、成長過程において、接ぎ木ならではの無茶振りから細胞変容がきたされ、木理には縮み杢であったり、バール杢(瘤杢)などといった、実に特徴的な雅味として生成されることがあります。
このような特性は一般的なブラックウォールナットには生じないものです。
そのため、家具材の前に、装飾的な価値が尊ばれる工芸品、あるいはピアノやギターなどの楽器やガンストック(銃床)に喜ばれ、近年においては高級車両のダッシュボードなどに用いられています。






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