Chairチェリーのソファ

チェリーのソファ

開口、1.75mのソファ。3人掛けです。

注文の品ですが、意匠はうちのオリジナル、というか、新たな創作。
そうは言っても、過去の作例を元に、前脚などのデザインを大きく変えてみた、といったところ。

張りは、張り地を顧客に選択してもらい、張り屋さんに依頼。
腰部に膨らみを持たせ、背を支える構造を指示。

いきなり背中の高い位置で身体を支えるというのはダメですからね。

ブラックチェリー材は、12年ほど前に原木丸太を買い求め、製材、乾燥管理してきたもの。
もちろん、このブラックチェリー材は市場でも比較的潤沢に流通しているようですが、良質で、様々な厚みの板を揃えるのは、流通材では困難です。

ご覧のような、欠陥が全く無く、美しいブラックチェリーを使うには、じっくりと構え、良い原木を求めるに限ります。

以前もお話ししましたが、脚部、正面の幕板、サイドパネル、いずれもなだらかな曲面成型を施します。

アームは耳付きの状態で用いましたが、ここは好みでしょうね。
私は必ずしも、積極的に耳付きの木取りはしませんが、時にはこうしてナチュラルエッジが活きるケースでは用いる事があります。