ベースを持つ端正な姿のキャビネットです。
洋風なものとなりますが、用いられている材種、あるいは作りの端正さから、厨子として活用することもできるのでは無いでしょうか
数ある材種の中でも、銘木と言われる、ブラジリアンローズウッドの1枚板で構成されています。
駆体接合の仕口は天秤差しという伝統的木工芸により、堅牢に、また美しく組み立てられています。
2枚の観音開きの扉は端バメという仕口でシンプルに構成しました。
内部は2杯の抽斗(前板、側板の接合は天秤差し)、および棚板2枚で構成。
扉抽手には瘤杢(Burl)を持つクラロウォールナットを使い、雅味を持たせました。
ベースも同様の材種、接合仕口でまとめあげています。
こうした構成、スタイルは欧米でも見ることができますが、日本でも、例えば和室・床の間の〈置き床〉といった用い方、あるいは玄関ホールなどにディスプレーするのもおもしろいかもしれません。
寸法 | 駆体:380w 350d 500h Base:1,450w 450d 380h |
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材種 | インディアン ローズウッド |
仕上げ | オイルフィニッシュ |
価格 | 駆体:450,000円(税別) Base:320,000円(税別) |