〈Room Divider〉、つまり『間仕切り」ですね。
大きな室内空間を、壁では無く、こうした横長の家具で仕切り、レイアウトするという考え方もあります。
壁で仕切られないため、開放的ですし、使い勝手も良いのでは。
キャビネット本体および脚部はブラックウォールナットの一枚板で構成されています。
ジョイント部は伝統的木工指物技法の「天秤差し」にて接合されています(ディテール画像参照)。
また扉、引戸は木曽檜、柾目の最高級材を用い、本体ブラックウォールナットのダークな色調とのコントラストが特徴的です。
細かなリニアなラインを描く木曽檜の柾目がとても美しいです。
ここに帯のように貫く部材はクラロウォールナット材ですが、無垢材の檜の扉の反り止めを兼ねた意匠です。
4枚の扉、引き戸、それぞれ施錠ができます。
左右は開き扉。中央2枚は引き戸で、それぞれ単独に開閉機能し、また中央2枚の引き戸を開き扉に引き込んで開けると、全開できるという、ちょっとイレギュラーでユニークな構成になっています。
2番目の画像は同設計で間口サイズが縮小のものです。
いずれも静岡東部の、ある古刹の庫裡、玄関に設置されたものです(Case Study 参照)。
寸法 | 2,000w 500d 880h |
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材種 | ブラックウォールナット、木曽檜 |
仕上げ | オイルフィニッシュ |
価格 | ¥1250,000(税別) |
寸法 | 1,350w 500d 880h |
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材種 | ブラックウォールナット、木曽檜 |
仕上げ | オイルフィニッシュ |
価格 |