工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

新機種工具の魅力

トリマー新機種の電動工具を紹介したい。
所用があって先ほどホームセンターに出掛けたのだが、展示レイアウトが大きく模様替えされ、何がどこにあるやらさっぱり、店員すらも定かでない。
うろうろしてるとBOSCHの特別展示コーナーへ。
以前からこの店舗ではBOSCHのものが充実していたが、これがさらにかなりのスペース(40平米もあろうか)で展開されていた。じっくりとチエックしている時間はなかったが、目を引いたのが新しいトリマー(PMR500)だ。
かつて20年ほど前に初めて購入したトリマーもBOSCHのものだったが(今も現役で働いている)、残念ながらその後数年で販売終了。(参考
その後この手の機種はこのメーカーからは出されなかった。
理由は良く分からないが、国内メーカーのシェアをうち破るだけの力量がなかったということだろう。
この店舗のBOSCHコーナーの充実はもちろん店舗での販売戦略もあろうが、むしろBOSCHそのものの販売攻勢とのタイアップと考えるべきものだろう。


さて「PMR500」のスペックだが、高い評価が与えられるもののようだ。
パワー(500W)、1本のスパナでビット交換が出来るスピンドルロック、切削深さ調整、固定がワンタッチでOK、アルミダイキャストのベース、と様々な新しい機構を搭載してのリリースだ。
実はこうした機構は既に国際標準になっていると認識しているが、やっと日本でも並んでくれたな、という感じだ。
国際標準ということでいえば、価格も同様だ。
この「PMR500」標準小売価格は15,000円。実勢価格は11,000円ほどだろう。
これまで20,000円ほどしていたことを考えれば、やっと価格面でも国際化してくれたな、という感じだ。
メーカーサイトには「プロ機に迫るハイスペックトリマー」とあるが、他にどのようなプロ機があるというのだろうか。知りたいものだ。
店頭ではサンプル機しかなく、発注を掛けておいたのでいずれ試用後の報告ができると思う。
なおコレットだがインチ対応の互換品が入手できるかどうかは未確認。どなたか情報を有していたら教えていただきたい。
クランプさて工具といえば、先頃別の店舗(東急ハンズ)で見た、「世界のクラフトマン御用達BESSEY」の新しいクランプ(「KliKlamp」)をねらっている。
まとまった数量が欲しいので別の入手ルートを探している。
このBESSEYのものではボデークランプ、Gクランプなど豊富に使用しているが、購入当時は卸値ほどでの入手ルートがあった。これが現在は無くなり、新たに探し出さねばならない。これについても良い情報をお持ちのどなたかこっそり教えてください。
BESSEYにこだわる理由ですか?。木工のボクなどよりも金工、鉄工の方々の方が良く分かっていると思う。
何よりも使われている鋼材への信頼性の高さにある。無論その使い勝手は追随を許さない。話し出すと停まらないので止めます。
ボクは決して工具フェチではない。プロの現場で目的に叶う環境を与えてくれる工具があればそれでよいだろう。国内のもので足りればそれが良いし、外国のものでなければ充足できないのであれば入手ルートを探せばよいだろう(木工関連の知人ネットワークもあり、大いにそうした人からの情報に助けられている)。

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  • BOSCHの新型トリマー「PMR500」はなかなかよさそうですね。
    アジャスト機構が簡単で正確そうだし、値段も手頃なので興味をそそります。
    試用レポートを楽しみにしています。
    BESSEYのクランプは欲しい物の筆頭ですが、クランプはたくさん必要なので価格面でいつも躊躇してしまいます。
    でもしっかりした造りで軽いクランプの必要性は強く感じています。なんとかしなくちゃ。
    そうそう、昨年名古屋で開催された木工機械展でBESSEYのバンドクランプ「BAN−700」を購入して使っています。
    長さの調節が簡単にできてロック機構もよく考えられていて使いやすく、締め付け力も強力です。
    コーナーアタッチメントは簡単な構造ですが様々な角度に対応でき、締め付けで動くことがなくてとても使いやすいです。
    もう金属製のバンドクランなど使えません。

  • PMR500ですが、まだネット上でもユーザー情報は皆無ですね。ボクが人柱になってテストいたします(笑)。
    BESSEY BAN700というのはベルトクランプのようですね。
    ボクは持っていません。留めの圧締部分がユニークですね。

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