2011年・年賀はがきの印刷シミ
そして先ほどおうちプリンターで印刷しはじめて気がついた。
白地が生きるデザインだったのが徒に。
裏の白地に緑色のシミ様のものがたくさん散らばっているじゃない。
物によってそのシミの位置も大きさも様々だが、ほとんど全てに付着している。
この年賀はがき、「カーボンオフセット」[1] というタイプのもの。
先月中旬に郵便局を数軒廻ってやっと手に入れたはがきだったのに。(発行枚数がとても少なく入手が難しかった)
さっそくネットで同様の報告があるかも知れないと検索すればいっぱいでてきた。
ボクが購入したものの固有の問題というわけではなく、一律こうしたものであるようだ。
その多くはクレームを指摘するもの。
日本郵便ではこれはあくまでも「緑の模様」で「地球温暖化防止に取組むメッセージを伝えるための良い媒体となる」との答えが公式なアナウンスのよう。
参ったね。まさかシミ状のものを5円高く売りつけられるとは。
これは購入する際の事前確認を怠った結果であり、自分が悪いのは分かっているが、裏面にシミ状にしか見えないデザインを企画した担当者、およびそれを認定した責任者のセンスを疑う。
環境=緑、緑のシミを付ければ購入者は喜んでくれるはず、といった低次元のお遊びに付き合っていられるほどボクたちは暇でも愚者でもない。
5円を寄付して「カーボンオフセット」を購入しようという環境意識の高いユーザーには、デザインへの強いこだわりを持つ者も多いはず。
あるいはまた緑のインクをわざわざ無駄に使って、どうして環境に優しいの?

環境省基準による第三者認証を取得

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❖ 脚注
- 〈カーボンオフセット年賀はがき〉:1枚55円でそのうち5円がカーボンオフセットのた
めの寄附金。
これにより約1.25kgのカーボンオフセットができる。
郵便事業株式会社(日本郵便) がマッチング寄付金としてはがきの寄附金と同額の5円を寄附するので、合わせて合計10円の寄附金がつき、約2.5キログラムの排出量を取得。
家庭部門の年間一人当たり削減目標は 120 枚のカーボンオフセット葉書で達成。
地球環境への二酸化炭素の増減に対 して中立的となるカーボンニュートラル、あるいは実質的に二酸化炭素排出量ゼロのカー ボンフリーの状況が達成。 [↩]