《We Are The World 25 Years for Haiti》リリース
ハイチ大地震からはや一月。数日前にも生存者が救出という報道があったばかりだが、まだまだ混乱が続くという現地。
本格的復興はまだ緒にも就いていないという状況だ。(REUTERS Haiti:One mouth on スライド)
先に触れた(ハイチ、その後と〈We Are The World 25 Years for Haiti〉)ように、予定通りに昨日12日にビデオを含む楽曲がリリースされた。
曲:¥150 、ビデオ:¥300 購入はこちらから(iTunesが起動します)
収益金の全ては「We Are The World 基金へ寄付される。
下にYouTubeを貼り付けるが、それはそれとして、ポチッと購入してやっていただきたい。
次に掲載する参加アーティスト名でお分かりのように、多くの実力派ミュージシャンがこぞって参加していて、パッションを感じさせる演奏となっている。
iTunesからは高解像度のビデオが提供されているのでぜひに。
ボクはアメリカンポップスは詳しくはないので、参加ミュージシャンの中には見知らぬ人も多いが、スタートした冬季五輪開催地カナダ出身のセリーヌ・ディオンをはじめ、驚いたことにトニー・ベネットがネクタイにスーツ姿で参加しているし、バーバラ・ストライザンドもソロを取っている。
25年前の〈We Are The World〉ではその中心にいたマイケルも彼岸から駆けつけ、妹と肩を並べて歌っている。
このシーンはホロッときちゃうね。
構成もとても巧緻にできあがっていて、単独でのスタジオ録音、コーラスでの録音、それにハイチ被災地現地の子供達、あるいはまた救護に当たる人々にもパフォーマンスに参加してもらうなど、その有機的なプロデュース力、ビデオ編集の妙にも注目させられた。
25年前と異なるのは、やはりHip Hopミュージシャンの参加か。
でもクインシー・ジョーンズ、ライオネル・リッチーのコンダクターぶりは変わらない。
ハイチへの支援という1つの目的で、これだけのビックアーティストを糾合するこの二人の力量、そして音楽事務所の垣根を含めたいくつもの困難を超えてスタジオに集まったミュージシャンらに感謝を !!
そしてハイチの人々に笑顔が戻り、復興への歩みが開始されることを心から祈りたい。
〈参加アーティスト〉
指揮者
Lionel Richie
ソリスト(演奏順に)
Nicole Scherzinger
Jennifer Hudson
Jennifer Nettles
Josh Groban
Tony Bennett
Mary J. Blige
Michael Jackson
Janet Jackson
Barbra Streisand
Miley Cyrus
Enrique Iglesias
Jamie Foxx
Wyclef Jean
Adam Levine
P!nk
BeBe Winans
Usher
Celine Dion
Fergie
Nick Jonas
Toni Braxton
Mary Mary
Isaac Slade
Lil Wayne
Carlos Santana (solo with a guitar)
Akon
T-Pain
LL Cool J
Will.i.am
Snoop Dogg
Busta Rhymes
Swizz Beatz
Iyaz
Kanye West
コーラス参加
Kristian Bush
Zac Brown
Brandy Norwood
Melanie Fiona
Jimmy Jean-Louis
A. R. Rahman
Gladys Knight
Jordin Sparks
Rob Thomas
Musiq Soulchild
Randy Jackson
Taj Jackson
Taryll Jackson
TJ Jackson
Sean Garrett
Benji Madden
Joel Madden
Al Jardine
India.Arie
Brian Wilson
Julianne Hough
Keri Hilson
Tyrese Gibson
Robin Thicke
Joe Jonas
Kevin Jonas
Trey Songz
Jason Mraz
Harry Connick Jr.
Vince Vaughn
Ethan Bortnick
Katharine McPhee
Faith Evans
Kid Cudi
Bizzy Bone
Jeff Bridges
Raphael Saadiq
Mýa
Ann Wilson
Nancy Wilson
Orianthi (on guitar)
Anthony Hamilton
Brandy Norwood
なお、iTunes利用の際のクレジット決済に不正利用がいくつも発生し問題となっている件だが、これはiTS日本が語っているように、Apple iTS決済システムの問題というよりも、登録ユーザーのコンピューターがウィルス感染しているなどで、ID、パスワードがフィッシングされていることでの成り済ましであるようなので、誤解の無きよう。
ただ、IDがApple社への登録メルアドと同一であることの問題は指摘されるべきかも。
Google、楽天、Amazonも同じシステムだけどね。
自身のPCが安全であれば心配ご無用だが、パスワードの管理だけはしっかりやってね。
なお、iTunes Store のアカウントとパスワードに関するサポートはこちらからどうぞ。
* 参照サイト
■ We are the World – Africa and Haiti (Videos and Lyrics)(詳しい解説と歌詞がある)
■ AFP BB News:「ハイチ支援の「ウィー・アー・ザ・ワールド」再録、大物スターが集結」
*追記 (02/14)
〈マイケル・ジャクソンの25年前のバージョンからの参加について〉
マイケル・ジャクソンの四半世紀前のバージョンでの参加については、ライオネル・リッチー、クインシー・ジョーンズの企画に賛同した母、キャサリン・ジャクソンの要請(request)によって行われた。
積極的にこれに関わったセリーヌ・ディオンも「ジャクソンは困っている人々を助ける情熱がすばらしかったが、彼への追悼としても用いられるべき」と語っている。
(Celine Dion said that the release of the song would not only benefit the Haitian people, but also serve as a remembrance of “the passion [Michael] Jackson had for helping those in need”.
Lionel Richie and Quincy Jones echoed Dion’s sentiments and further stated that if the singer were alive, he would have wanted to be just as involved as he had been a quarter of a century ago)
なお、Apple Inc.は、iTunesでのダウンロード曲数がまもなく100億に到達すると案内しているようなので、この《We Are The World 25 Years for Haiti》の世界中からのダウンロードで数日の内に達成しちゃうかも。
100億曲目をダウンロードした方に10,000ドル分のiTunesギフトカードをプレゼントする「100億曲カウントダウン・プロモーション」を実施している。曲をダウンロードせずにエントリーフォームからエントリーすることも可能。
(詳しくはこちらから)