ボンドの容器を選んでみよう
木工ボンドの容器などについて語ろう。
四半世紀も木工やっていると、用いる木工ボンドの容器(詰め替え容器)も、様々に変遷を重ねてきた。
そうして落ち着いたのが、画像のモノ。
右後ろから、
- 長年使ってきた容器(蓋は元々付属していない)
- Titebond Ⅲ:1ガロン(3.785L)(これから詰め替えている)
- Titebond Ⅲ:18oz 473mL
- New 詰替容器(手前の2つ)
何だ、ありふれたモノじゃん、とあきれ顔のあなたはどんなモノを使っているのかな?
これまでのものと何が違うのか、だが、蓋に機能性がある。(右 拡大画像参照)
ノズルの先端を封じ、かつ全体を覆う、という二重の構造になっているところが気に入った。
大きさは3種類あり、ボクは小を使ってみている(100ml)。
たかがボンドの容器とはいえ、侮ってはいけない。
必要なときに、必要な分量を、自在にコントロールして塗布できること。
そのためには
- 全体の容積が、片手で自由に扱えるものであること
- 先端が適量のボンドが出せるようなノズル形状と、穴径であること
- ボトル容器の素材は、寒冷期でも固くならずに、軽い操作で押し出せるモノであること
- 先端が外気から完全にシャットアウトできる構造であること
- (美しいデザインであること)
などの諸条件を満たすことが求められる。
(ボンド容器にこんな条件を付けたのって、はじめてだわ)
ところで、ついでに関連するボンド容器周辺について触れてみよう。
というわけで、まずは木工職人御用達の「シアノアクリレート」つまり瞬間接着剤だが、
こちらも細い、細いノズルが必須だ。
最近では最初から添付されてくるものも多くなっているが、これは消耗品なので、別途用意しておかねばならない。
昔、銀座伊東屋の最上階の模型売り場で見付けたのが、ノズル100本入りというものだった。
その後は、東急ハンズなどで入手したりしていたが、今ではネットでいくらでも入手可能となっている。
ボンドメーカーにより、そのノズル径も様々なので、フィッテイングには注意したい。
次に、注射器も必須だね。
隙間からボンドを注入したいことって、あるよね。
でも今は注射器に代え、こんな蛇腹のものを使っている。(米国からの輸入だけど)
さらに、塗布のためのローラーがあると便利だよ。
ホームセンターを探せばあるはず。
なお、日本のボンドメーカーも様々なパッケージ、容器を展開しているが、
やはり秀逸なのは、Titebondの容器だね。
最初にこのボンドを導入した時は関心しきりだった。
密封機能を持つ先端キャップを上にスライドさせるだけで、適量のボンドが出せる。
終わればただキャップを下にずらすだけで密封される。
ところで、ボンドの保管だが、冷暗所はもちろんだが、うちでは冷蔵庫に保存することにしている。
この冷蔵庫、残念ながらビールは冷えていないのだが、時にスイカなどが入ることもある。
しかし基本はボンドのためのもの。
最後に、冒頭に上げた詰め替え容器だが「エーゼット」という会社のラベルが付いているものの、同社公式サイトには掲載されていない。
ボクは近くのホームセンターでたまたま見付けたのだが、興味があればこのエーゼットなり、ホームセンターに尋ねると良いだろう。
※ 画像はそれぞれクリックで拡大
サワノ
2012-7-5(木) 21:30
え!
あの冷蔵庫は コーヒー豆と美味しいチョコレートの為のモノだとばかり….!
基本はボンドの為のものだったんですね!
artisan
2012-7-5(木) 22:08
それは‥‥、スイーツ好きの淑女が来訪するときの
特別バージョンのパターンでしょ。
サワノさんは、ボンドいらずの木工に填まっているから、縁遠い話題だったね。(^_-)
たいすけ
2012-7-6(金) 10:21
この新しい詰め替え容器はすばらしいですねぇ。
僕は何の能も無く黄色いボディに赤のキャップの木工接着剤容器を洗っては使ってました。 建築方面では昔の某家電系住宅産業支給品の接着剤容器のヘラ部分の硬さが秀逸なのでそれもまだ洗い乍ら使ってます(何年選手?)。
ローラーは便利ですね、漆用に造ったヘラも接着剤用に転用してます。ボンドのガロン容器は水桶になってます。
artisan
2012-7-6(金) 12:55
>黄色いボディに赤のキャップ
で思い出しました。
私は赤いダルマ型のボデーに黄色いキャップのボンド容器を使っていたことがあります(業者が置いていくので)
先端は竹串などで封印していました
たいすけさんのように、1つものものを長きにわたり使い続けるというのは
良い心構えですね。
私もTitebondについては同じボトルに詰め替えで使い続けています。
先端部分の劣化は避けられず、せいぜい5回ほどかもしれませんがね。