工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

夕焼けの下での田起こしを見ながら‥‥

田起こし
今日5月21日は二十四節気〈小満〉
画像は工房近くの田んぼの様子。
恐らくは週末の明日、明後日あたりに田植えをするためのる田起こし作業。
兼業農家による勤めを終えての作業だろう。
次の二十四節気〈芒種〉こそが稲の種蒔きという時期を指すのだが、実態は1つ前の二十四節気の頃というわけだ。
周囲のほとんどの農家がここ数日集中的に田植えをやってのけた。
先に挙げた夕刻の田んぼ光景は、この地域で最も早い地域のものだ。
さて、先の名古屋松坂屋での個展。
ちょっと知らなかったのだけれど、Googleでヒットして判明。
百貨店「大丸・松坂屋」の「Art 百花繚乱。」というサイトで詳しく紹介されていた。
今さら紹介しても詮ないことだな。


写真があまり良くない。
照明が悪いし、色調、イエローが強すぎるのだね。
美術部による企画なんだから、もう少し照明をまともにしてただき、レタッチをすれば改善するのだが(被写体が悪い ?、それを言っちゃおしまいでっせ)
ところで、個展から帰還して翌日、某商社系個人通販会社から取り扱い依頼の電話が入る。
ここでは明示できないが、ソニー・ファミリークラブのようなものだね。
以前、取引のあった会社で、ある定番の家具をかなりの数量で販売して頂いた。
1セットで60万円を超えるものが想定を超えて売れていった。
あらためて、売り上げの良かった商品を再度カタログ掲載したいとのこと。
かなりインターバルがあるので、期待が持てるものの、リスクもある。
限定数10セットとか、5セットとか決めた上でカタログリリースするのだが、注文が殺到して大童になったり、逆に在庫を抱えてしまうと言うこともあるから、勇気と決断も必要ということになる。
通販会社はカタログデータをそのまま使い廻せば良いが、こちらは数量を確保せねばならず、リスクを負うのは一方だけということである。
また、こうした売買システムは、個人を相手とする手法と異なり、いわゆる商品としての様々な規格を装う必要が伴う。
仕様の明確化、梱包材の整備、納期の厳守、カスタマーサポートの整備 etc。
これもしかし考えて見れば当然のこと。
そうしたことも含め併せ、学習していくのが、モノ作りを生業とする者としての必須の要件というわけだね。
ところで前にも語った事があったと思うが、こうした取り扱い依頼もこちらから営業しての結果というものではなく、ある時電話が入り「訪問させていただき打ち合わせに応じて欲しい」との営業を受ける
どこの紹介かと穿ったのだが、どうも『家庭画報』など雑誌掲載の記事を参照し、それをその通販会社の企業理念に合うかどうかのフィルタリングを掛け、突撃してきたらしい。
しかし問題は他にもある。
既に昨年来の個人注文を抱え、個展などで先延ばしになっている現状を考えると、安易に受けるわけにも行かない。
まずはこつこつと、個人からの受注に応えていくというのが、ボクの基本でなくてはいけない。
身体がもう2つほど欲しい。
今日の日中はとても蒸し暑かったが、Top画像のように夕刻迫る時間帯の涼しさが心地よい季節になってきた。これはもうすぐそこまで梅雨の季節がやってきているということでもある。

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