過酷な被曝現場に立つことで見えること(福島からの便り)
19日未明から寝食世話になっている福島市内のとある住居の居間、
持ち込んだガーガーカウンターのアラームが鳴りっぱなし(顔を引きつらせながら笑うしか無い状況だが、ここにシュラフを広げ、眠りに就く)。
デジタル表示が示す数値は 0.34μSv/h。
この線量計のデフォルトのアラーム設定が0.3μSv/hだったわけだが、まったく甘かったというわけだね。
うるさいアラームを消すために設定を3.0μSv/nと一桁上げておく。
室内でさえそうなのだから、後は推して知るべし、ハハハ。
そうはいっても推し量るのは難しい。数10cm離れるだけで一桁も異なる汚染状況があるというのが現実。
ところでなんでオマエがそんなところにいるのかって?
3.11から旬日後、緊急災害ボランティアに赴いた被災地・石巻への往復は日本海周りだったし、8月の盛岡 – 仙台行でも往路は日本海周り、復路の東北道では鼻をつまみ、息を止めて、福島一帯を突破。
こうしてさんざん忌避してきたホットポイントに数日間居住するというのだから、我ながら妙な気持ちだ。
まぁ、ちょっと考えるところがあり、数日前より〈放射能除染・回復プロジェクト〉に参加させていただき、そしてさっそく現地活動に入ってしまった、というわけ。
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