工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Mac App Store 開設

Mac App Store

Mac App Store


iPad2はまだその全貌を表してはいないが、いくつかの情報が漏れてきているね。
CES 2011(米コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)会場でモックアップがあったという。(engadget

モックアップとは言っても完成度の高いもののようだ。
前後にカメラ、薄型化(9.4mm)、大容量ストレージ(128GB)が示唆されていたとか。
家人は7″ほどへの小型化が為されれば欲しいとのたもうているが、それはないだろうね。

ちょっと驚いたのがApple社は燃料電池の製造に活用されると思われる新特許を取得していて、これをモバイルデバイスのバッテリーに採用することで「最低30日間はチャージ不要な超ロングバッテリー」が実現するというのだが。
ほんまかいな。

ま、これは実現するとしても近い将来ということではなく夢のようなものとして期待しつつ、もう少し現実的な話しでいきたい。

Mac OS、アップデートしましたか?
Mac OS 10.6.6が一昨日リリースされているよ。

先月16日にアナウンスされていた通り「Mac App Store」が、これに含まれていた。
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フェザーボードの働き(重要な追記あり)

フェザーボードが竹製?

フェザーボード
画像のフェザーボード、もう20年以上も使い続けてきている。
肝心な部分が一部欠損しているけれど。
機能においてほとんど障害もないのでね。そろそろ更新時?

なぜ、こんなありふれた治具を記事にしたかと言えば、起業する前の事、世話になっていたある木工所の職人の一人が、このフェザーボードを竹で作っていたことを思い出してしまったから。

皆さんはどんな風に作っているのだろう、という素朴なギモンが‥‥。

うちには4つほど、サイズ、機能の違いで用意している。
全てはフツウに堅木にスリットを入れ、櫛状にしたもの。
これにボルトを通す穴が開口しただけのシンプルなもの。

しかし件の竹製。
木の板に、丁寧に竹でこしらえたフェザーを嵌合させていた。
竹のしなりにこだわっているわけで、素直にスゴイ !! と思ったものだ。

まぁ、しかしこの画像のような一般的な作りでも十分その機能は果たしてくれる。

用途は実に多用。
高精度な加工を求めるにあたり、丸鋸昇降盤の定盤、およびフェンスに然るべく密着されねば目的とする加工の成果が得られない。

これを補助的に支援してくれるのが、このフェザーボードという治具。

今、フェザーボードとい呼称を使っているが、日本国内のかなり旧い木工関連テキストにも紹介されている。名称は木製スプリング(Wood spring)などと書かれている[1]

うちの場合、画像のように丸鋸昇降盤の他、ルーター盤、高速面取盤などに用いる。
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❖ 脚注
  1. 画像下はある木工加工技術のテキストからのコピー。
    書名は失念。国会図書館で探し出したもの []

仕事始めは“慣らし運転”から‥‥

ワイコムチェアの修理

「B型ワイコムアームチェア」修理



今日から等し並に仕事始め。
この数年は松があける頃まで、普段できない読書、小旅行、デスクワークで過ごすことが多かったが、ちょっとした頼まれもので工房を開けることに。

椅子の修理である。
うちが作った椅子ではなく「B型ワイコムアームチェア」という名の松本民芸家具製作のもの。
近傍に暮らす友人宅への年始挨拶の際に預かってきた。

実は松本民芸家具で修行していた頃から、このワイコムという椅子は好きだった。
いわゆるウィンザースタイルではあるが、後脚の座板との接合の妙、そのフォルム、そして個性的な背の帯と笠木は魅力的。

子供用、アームレスと、いくつかのパターンがあるが、この「B型ワイコムアームチェア」が基本だね。
恐らく市場でも松本民芸家具の椅子の中で人気商品の1つではないか。
現在の価格は126,000円。松本民芸家具の椅子としては、比較的高価格帯になるのかな。

さて、これは普段から使っている愛用の椅子なのであまり預かりっぱなしというわけにはいかない。
こうして、椅子の修理が仕事始めの対象になった。
(ちょっと大げさかな、さほどの時間を要するものでもないのだが)
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新年あけましておめでとうございます

newyear card

新年あけましておめでとうございます

強い寒波が列島を支配する中での新年でしたが、皆さま新たな希望に夢膨らませる日となったのではないでしょうか。

混迷と、希望が日々交錯する転換期としての2010年代であるわけですが、私も自身の足下を今一度見据え直し、雑音に惑わされることなく、自身の進むべき道を弛まずに歩き続けていきたいと思います。

今日は終日、親族、友人らとの交流で過ごしたのでしたが、こうした最も小さな単位のコミュニケーションを豊かに取れるというのが、盆正月ですね。

こうした“小さな物語”を育みつつ、あるいはこれに支えられながら、松があけ、社会へと出て行く頃には、お屠蘇気分を振り払い、今度はあらためて“大きな物語”を紡ぐべく強い意志で向かっていかねばなりません。

ここ数日はそれへ向けてのリフレッシュとストレッチに終始しそうですね。
言い換えれば、飲んで喰って、ちょっと読書と、小さな旅も、といったところです。

どうぞ皆さまも2011年を駆け抜く体力、胆力を養い、良い年とされんことを祈りたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2010年を終えるにあたり

最近の天気予報精度は、思いの外に高いようで、今日は以前より予報されていた通りに極寒の年越しになりそう。
南の鹿児島でも大雪、太平洋側の各地域でも降雪を記録するというように、強い寒気団が南下。
残念ながら、さすがにここ静岡では雪雲に近いものが西からやってきたものの、降雪には至らなかった。

さて、今年もこの記事が最後のエントリとなってしまった。
数えてみればこの1年間にわずかに179本という投稿数、その多くは読者にとりつまらない記事であったかも知れないが、こうして継続してこれたのも読者、コメント氏によるアクセスに拠るものであり、心から感謝している。

10月から11月に掛けてのBlog引越では、やや騒ぎすぎの感もあったかも知れないが、当人にとってみれば、未知の世界への踏み出しと言う深刻さも浅からず、お許しいただききたい。

Blog移行作業も、これまでにほぼ無事に終わり、構成、レイアウトも安定してきている。
個別記事の読みやすさはもちろんのこと、膨大なアーカイブへのアクセスも分かりやすくすることに努めているが、WordPressの仕様上、旧いOS、旧いブラウザなどからはコメントができないなどの問題も明らかになってきたものの、一部には何ともしがたいものがあり、お許しいただきたいと思う。

本Blog運用の考え方については、Blog移行後の投稿記事に記してきた(「Blog 継続の意味って ?」同、続)ばかりなので繰り返しは避けたいと思うが、Blogツールの有用性と、一方のその問題性、限界性を意識しつつ、楽しんでアクセスしていただけるよう今後も励みたいと考えているので、どうかよろしく。
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Taunton Press 半額セール

taunton SALE今朝、Taunton Press, Inc.から50%割引セールのメールが届いた。

普段あまり目を停めることもない案内だが、半額セールに誘われちょっと覗いてみればかなりの点数(171冊)が対象となっていて、今日はその中からとりあえず数冊を購入手続きすることに。
(http://www.tauntonstore.com/woodworking/woodworking-warehouse-sale.html
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機械整備で年越しを

fence

フェンスの直角度をチェック !


今日29日で仕事納めとした。

まぁ一旦仕事を終え、工場の大掃除、の“まねごと”をしたというところ。
決して大きな工場でもないので、所狭しと機械、材料が置かれた状態にあり、加えて様々な切り落とし、端材が散乱。

これらを整理していくわけだが、なかなか当事者としては思い切った処理ができない。
‥‥これは次の機会に利用しよう‥‥、この材種は貴重だから‥‥、この木目は捨てるに忍びない‥‥、などとひとりゴチながらの作業はまったくもって効率が悪い。
「断捨離」[1] というのが流行語になっているらしいが、ボクらにこそ必読書なのかもしれない。

さてところでこうした折節、木工所では掃除よりも重要なことがあるんだ。
木工機械の整備だね。
内部に堆積したダストを落とし、回転部へのグリスアップ、摺動部への注油、あるいは刃物の交換など、来期へ向けリフレッシュさせてやる。
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❖ 脚注
  1. 「断捨離」(だんしゃり)とは、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」をもとに生まれた言葉。(やました ひでこ 著)
    開かずの段ボール、ギチギチのペン立て、積ん読本…モノを断ち、ガラクタを捨てれば、執着も離れていく。(amazon.com、紹介より) []

会津・豪雪の報を聴きながら

年の瀬のこの時期、これまでもそうであったかも知れないと思い起こすこともできるが、自衛隊出動による除雪という事態までの豪雪はやはり記録的だ。(毎日jp・画像一覧

昨年から数回、この会津坂下(あいづばんげ)地区を訪れているので他人事のようにも思えず、一刻も早い除雪と通行開始を願いたい。
国内でも指折りの温暖な地域に住んでいると、豪雪地域で暮らす人々の苦難は想像の域を出ない。
かろうじて、豪雪とは言い難いものの標高700mの松本平で3度の冬を過ごしたことで体感的なものが少し蘇る程度。
彼の地ではー14℃という極寒の日があったが、積雪はせいぜい30cm止まり。

しかしその程度では雪国の人々の身体に染みついた雪との関わりと、そこから形成される心性あるいは身体性という領域のことなど理解できるわけもない。
シンと静まりかえった夜の静けさの中で、時折ドドッと屋根から崩れ落ちる塊がもたらす音の心細さも、早朝踏みしめるカサッ、カサッという雪の感触も、パチッ、パチッと弾ける薪の身体にしみいる暖かさも、身体記憶とはなり得ない。

ボクのように辛抱がきかず、忍耐が無く、胆力に欠ける者とは逆に、この地の人々は優れて肝が据わっている。
まさにエートスとして形成される大きなファクターが、この雪ではないだろうか。

確かに田中角栄の日本列島改造以降の開発で、大きくこの地の人々にも手がさしのべられ、生活環境も変貌してきただろうけど、DNAレベルでの身体性、心性が根元から溶解していくものとも思えない。

彼の地の人々と酒を飲み交わし、数日という単位での居留であっても、そうしたことに考えを巡らされてしまうのも事実なのである。
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Happy Christmas ! (War Is Over if you want it)

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=CbKsgaXQy2k[/youtube]

http://www.IMAGINEPEACE.com

2011年・年賀はがきの印刷シミ

年賀はがき

年賀はがき・カーボンオフセット

25日まで投函すれば元旦に届くというので、昨夜慌てふためきデザインをした。
そして先ほどおうちプリンターで印刷しはじめて気がついた。
白地が生きるデザインだったのが徒に。

裏の白地に緑色のシミ様のものがたくさん散らばっているじゃない。
物によってそのシミの位置も大きさも様々だが、ほとんど全てに付着している。

この年賀はがき、「カーボンオフセット」[1] というタイプのもの。
先月中旬に郵便局を数軒廻ってやっと手に入れたはがきだったのに。(発行枚数がとても少なく入手が難しかった)

さっそくネットで同様の報告があるかも知れないと検索すればいっぱいでてきた。
ボクが購入したものの固有の問題というわけではなく、一律こうしたものであるようだ。
その多くはクレームを指摘するもの。

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❖ 脚注
  1. 〈カーボンオフセット年賀はがき〉:1枚55円でそのうち5円がカーボンオフセットのた
    めの寄附金。
    これにより約1.25kgのカーボンオフセットができる。
    郵便事業株式会社(日本郵便) がマッチング寄付金としてはがきの寄附金と同額の5円を寄附するので、合わせて合計10円の寄附金がつき、約2.5キログラムの排出量を取得。
    家庭部門の年間一人当たり削減目標は 120 枚のカーボンオフセット葉書で達成。
    地球環境への二酸化炭素の増減に対 して中立的となるカーボンニュートラル、あるいは実質的に二酸化炭素排出量ゼロのカー ボンフリーの状況が達成。 []