〈iOS 18.1〉+〈AirPods Pro 2〉ヒアリング補助を使う(その2:追記あり 24/11/26)
邦画鑑賞、他の観客と一緒に笑い …
『拳と祈り —袴田巖の生涯—』を観ました。
9月26日、再審無罪判決を勝ち取った、袴田巖さんと、姉 秀子さんの日常を追う、ドキュメンタリー映画です。
今回、映画では初めて AirPods Pro 2 を使い、映画観賞におけるヒアリング補助機能の効果は大いにあることが確認されました。
これまでは洋画4に対し、邦画1ほどの比率でしたが、今後は洋画3に邦画2ほどになるかも知れませんね。
日本の映画人の皆さん、良い映画をどんどん作って欲しいですよ。
映画観賞ですので2時間前後の長時間に亘る装着になりますが、さほど違和感も無く耳の痛みも無いです(劇場内では普段はしないウイルス防護のためのマスクを装着することになりますが、こちらの方が耳が痛い)。
ただ1つ、指摘するとすれば、高音域が過度に強調される感じが拭えないのです。
これまで聞こえていなかった領域の周波数帯が聞こえることとなり、聴覚の違和感によるものなのかもしれません。
「慣れ」の問題も大きいと思われ、しばらく様子見しましょう。
本格的な補聴器では、こうした違和感のある部分での微調整も可能と思われますが、
現在の iOS 18.1.1 では、音量増幅のコントロールは容易にできるものの、
周波数帯域ごとの微調整はできないのです。
なお必要とすれば、ヒアリングチェックを繰り返し、もっとも適合するオージオグラムを作る、ということでしょうか。
本件、Appleカスタマーセンターの〈ヘルスケア〉部門のスタッフとやりとりしたのですが、
これ以上の対処策は無いようです。
バッテリーについて
〈AirPods Pro 2〉のバッテリーの持ちがどの程度のものか、気になるところです。
このバッテリー、フル充電で、公称、6時間使用できるとしており、付けっぱなしの人にとってはいささか短すぎますね。
ただ私のように会話や、ラジオ、TV視聴など通常の視聴では特段の問題は無く、映画観賞や講演の視聴など限られた状況ではこの6時間で十分。
バッテリーの劣化による交換ですが、
Apple Care+ に加入していて、電力保存容量が80%未満であれば無償での交換対象となるようです。
この〈Apple Care+〉の期限を越えると、片方で7,900円。
もし充電ケースも含め、3つ替えると、その3倍の23,700円掛かることになりますね。
本体新品価格が 39,800円ですので、その差 16,100円。
ビミョウな差額。
バッテリー交換時期にはこの〈AirPods Pro 2〉が更新されているということもあり得、
その場合は迷わず、電池交換ではなく、新しい機種にする方が賢明なのかも知れません。
AirPods 音の再現力の進化
なお、私は以前より2世代めの AirPods を所有し、これまでジョギングなどの際に使っていましたが、この〈AirPods Pro 2〉と較べ、音の再現力はかなり進化しているように思われます。
私はヒアリング補正が必要な中程度の難聴者ですが、周波数低帯域(低い音)では比較的正常と考えられます。
そこで、音楽などを再生した場合、明らかに低域は〈AirPods Pro 2〉の方がはるかに再現力が高く、ベーシックな部分での進化を感じ取ることができました。
追記:家電 電子音が聴こえるように
1つ、気付きがありました。
これまで家電などから発する警告音、
電子レンジの調理終了音、冷蔵庫 扉の閉め忘れ、などで発せられる、あの〈ピーッ〉という電子音が、私はほとんど聞こえませんでした。
鳴動に気付かず、家人からは屡々指摘され、頭 掻き掻きしたものです。
ましてや、体温計の測定終了を知らせるあのとても小さな〈ピピッ〉という音、これはまったくダメでした。
病院受診時の検温では聞こえないため、これまではテキトーな所要時間で計測値を確認していたものです。
(看護師さん、いい加減でゴメンナサイ _(_^_)_
これが〈iOS 18.1〉+〈AirPods Pro 2〉により、聞こえたのです 👏👏👏
無意識の状況下でのことで、これには ちょっと驚きました。
受診の際も必携になりそう。