〈iOS 18.1〉+〈AirPods Pro 2〉ヒアリング補助を使う
映画鑑賞の困難
皆さん、映画は観ていますか?
私の思考、嗜好、志向は、ほぼ映画から学んだものと言ってもあながち間違いでは無いほどの依存体質 😅
ここ数年は年間、20〜30本ほどは観ているでしょうか。
映画好きとしては決して多くは無い本数かもしれない。
観たい映画があっても職業人であることから観に行けずホゾを噛むこと屡々。
今では、公開数ヶ月後にはネット配信で観ることができるタイトルのものもありますので、時間が許せば サブスク・Amazon Prime や Apple TV+ で探し、カウチポテトで視聴という、ありがたい時代ではあります(シネコンで良く見掛ける、あのポップコーン+ドリンク ってのは、他の鑑賞者に嗅覚、聴覚を奪うことになるので一切しませんよ、私は…)。
ところで、鑑賞する映画のジャンルですが、専ら洋画。
観たい邦画があっても、ある理由から足が向かないのです。
哀しきかな、難聴による視聴の困難さを抱える身だからです。
多くの観客が笑ったりするシーンがあるじゃないですか。
でも私には難聴気味であるところから台詞が聴き取れず、筋が追えず、皆と一緒に笑うことができない。
一人 取り残されか感が強く、これはキツイですよ。
したがって観る映画も、字幕があり、筋が追える洋画になってしまう。
この私の難聴ですが、その原因は他でも無く木工機械が発する騒音によるものでしょう。
難聴の程度ですが、日常会話、TV、ラジオの視聴、音楽鑑賞などではさほど大きな問題となることは無く、いわば中等程度の難聴なのですが、これが映画鑑賞では決定的な問題になってしまうのです。
因みに、映画鑑賞でも求められる必須要件の視力の方はまったく問題ありません。
何せ、木工で求められる、スケール1mmの1/10 ほどの識別まで、裸眼でOK!ですからね(映画スクリーンと、至近距離とでは、比較対照にはならんですって?、ま、細かいことはともかくも…苦笑)。
私の年齢でそんな人は希かも知れず、これはホントありがたいです。
いちいち付けたり外したりと、老眼鏡依存は相当のストレスでしょう。
まさか、視力の良さとのトレードオフによる難聴ってことも無いとは思いますが…?😓
iPhone、iOS18.1 による聴力補助システムの提供
話しを本題に戻しましょう。
こんな難聴の私に朗報が届いたのですよ。ありがたいですね。
Apple社の iPhone、iOS 18.1 による聴力補助システムの提供が始まったのです。
WHOによれば世界の約15億人が難聴を抱え、厚労省では日本人の約10%近い1430万人が難聴を患っているというデータがあるとのことで、これらの人々にとって大きな朗報と言えるでしょう。
難聴は聞こえずらいことからくる日常生活における対人コミュニケーションの不全、外部からの大事な情報取得を阻害されるなどの問題の他、認知症発症のリスクを高めるという研究結果もあるそうで、私など、その予備軍ですからね 😓
1年程前、アメリカの通信社、Bloomberg 日本版から、Apple社は AirPods(BlueToothイヤホン)を補聴器にするなどの新たな健康戦略を構想しているとの報道があり、難聴気味の私はこの報道に接し飛び上がって歓声を上げたものでした(Apple Watchに血圧センサー、AirPodsを補聴器に-アップルの健康戦略)。
そして本年9月、このApple社、AirPods Pro 2 によるヒアリング補助機能は、秋のAppleイベントにより、その詳細が公開され、大いに話題を呼び、私も関連するあらゆる情報へとアクセスしたものです。
ミシガン大学公衆衛生大学院と世界保健機関(WHO)とタッグを組んで実施された大規模な臨床研究に基づいて開発されたものであることを確認することができ、市場に広く出回っている、ただ周囲の環境音を拡大させるだけの、いわゆる〈集音器〉ではなく、管理医療機器として承認された本格的なものであるとのことで期待を膨らませたものでした。
〈Apple、数十億の人々に影響を及ぼす症状をサポートする画期的な健康機能を発表〉
このAppleイベント直後、漏れ伝わってくる報道には補聴器メーカーの株価が軒並み大きく下落しているとのことで、これもまた補聴器業界へのApple衝撃を表す1つの指標とも言え、その期待は否応にも高まろうというものです。
何せ、補聴器は耳鼻科での専門的な検査と、中長期的なサポートを受けるというものではあれ、その本格的なものの価格は両耳で30万円とも70万円とも言われ、私などはいかに難聴気味とは言えとても食指が伸びるような代物では無く、端から諦めていたものです。
それが40,000円弱で手に入るというので、もう喝采するしか無いじゃありませんか。
また、この AirPods Pro 2 のヒアリング補助機能ですが、サブスク的な課金などは一切ありません。
iOS の方も、もちろん無償です。
聴力補助システムの概念
このヒアリング補助機能ですが、おおよそ以下のようなものです。
ユーザー周囲の環境音を AirPods Pro 2 のマイクロフォンで受信し、この音声をAirPods Pro 2のApple H2チップ が補正を施し、アナログ音声として耳に届け、再生するというもの。
この補正のプログラムですが、これはiPhone iOSに新たに搭載されたヒアリングチェックのシステムを、Bluetoothでペアリングされた AirPods Pro 2 とのやりとりにより検証し、ユーザー固有の聴力の周波数特性を掴み、このデータ(オージオグラム)を取得します。
そして AirPods Pro 2 のApple H2チップ にこのデータを送り込み、 AirPods Pro 2 はキャッチした環境音が補正を施されたものとしてユーザーの耳に、アナログ音に変換されて再生されるというものです。
評価されるべきはイヤフォン(AirPOds Pro 2)ではなく、IOSのソフトウェアの方
管理医療機器として承認された本格的なものということですが、この AirPods Pro 2 を司る、Apple H2チップの秀逸さもさることながら、むしろ評価されるべきなのは、IOSのソフトウェアの方です。
これまで、専門的な教育を受けたクリニックの技師による難聴の特性検査というものを、ユーザー自身が iPhone のソフトウェアににウィザードされながらヒアリングチェックを行い、その結果に基づき、最適に補正された音声として耳に届けることになるのです。
なお、このデータは AirPods 心臓部の Apple H2チップに保存され機能するもので、検査時を除けば、iPhone本体とは離された AirPods 単独による スタンドアローンです。
BluetoothでiPhoneと接続された状態で無ければ機能しないというものではなく、AirPods Pro 2 単独で機能します。
当初私は、iPhone iOSを母艦とし、AirPods との Bluetooth 通信のやりとりにより、聴覚補正が為されるのであれば、微妙な時間的遅延が生じやしないかとの懸念があったのですが、これは杞憂でした(遅延は生音と重なることで、聴覚を強く阻害します)。
私の7年前のiPhone Xs Max で使えるのか
ところで、この AirPods Pro 2 によるヒアリング補助機能というのは、Appleイベントでの発表に依れば、「最新のOSに対応するiPhone、またはiPadに、ファームウェア・アップデートを行ったAirPods Pro 2をペアリングした環境で使える」という条件でのサポートと言う事は理解しつつも、
果たして私の場合、 AirPods Pro 2 を新規購入するだけで、この条件は整うのだろうか、という懸念が拭えませんでした。
なぜならば、ペアリング相手のiPhone本体は 〈Xs Max〉という、購入から7年目の年期モノだからです。
この古いマシンに、果たして最新のOSが動作保障されるのか、
またインストール可能であったとして、聴力補助システムがきちんと動作するだろうか 等々の懸念。
果たして…、下図のように、iOS の動作保障としてはギリギリのセーフだったのです。
… なんだ、私のために開発してくれたのか😅、とほくそ笑んだのは言うまでもありませんね。
「新しい酒は新しい皮袋に盛れ」とは良く使われる箴言の1つですが、
OS対応しさえすれば、古いデバイスでも構いません。
そうです、あなたが使っている、その iPhoneでも使えるのです(Andoroid は残念ですが対象外です)
恩寵の瞬間
そしてついに、Appleiイベント公開から遅れること、2ヶ月弱の先月10月29日(日本時間)、iOS 18.1のリリースにより日本を含む多くの国でサポート開始され、私もさっそく iOSをアップデートし、テストしたのでした。
詳しくは後述しますが、自身の難聴を自覚するのは映画での台詞聞き取りくらいだったものの、このヒアリング補助機能により強化された Airpods Pro 2 から聞こえてきた音はまったく別物で、その違いに驚き、これまで音の世界の豊穣さを聴き取れずにいたことを深く嘆いたものです。
普段の会話だったり音楽鑑賞では、それなりに聴こえ、楽しんでいたものが、実はそれは真っ当な音では無く、高音域を欠落させたごく一部の周波数帯域のものでしかないだろことは頭では判っていた積もりでしたが、これがリアルな音質の違いとして認識させられたというわけです。
以前、クラシックのCDを聴き、若い頃、同じ演奏のものをLPから聴いたものとは明らかに違い、ピッコロのソロパートがほとんど再生されず、これはCDならではの限界なのかと嘆いたものですが、
実はそうでは無く、木工従事前の若い時代の聴覚が感じ取った音楽的刺激も、聴覚を大きく削がれた現在では聴き取ることが適わない厳然たる事実の前に愕然とさせられたのです。
こうして自身の難聴が大きな障害であったことはもはや明らかで、これに嘆くとともに、新たな環境を手に入れた歓びもあり、いささか複雑な心境に戸惑っている状況です。
オージオグラム
上図は iOS と AirPods Pro 2 で取得した私のオージオグラム(聴力感度の特性グラフ)です。
最も低い周波数帯の音域、250Khzはかろうじて正常ですが、その後、高音域に掛け、急速に悪化していることは見ての通り。
平均値として 左:43dBHL、右:48dBHL ということで、これは中等度難聴、と言う事だそうです
(dBHLは「聴力レベル」の単位)
いわば、Apple社による聴覚サポートプログラムがめざす、ごく一般的な対象は、まさに私のような〈中等度難聴〉者と言って良いのだろうと思います。
Appleが提供する聴覚補助機能について
このApple社のヒアリング補助機能というのは、既に数年前にリリースされていた、AirPods Pro 2 を活用してのものですが、このBluetoothイヤフォンそれ自体に医療機器としての評価が下され、承認されたというものではありません。
そこは勘違いされやすいところですが、あくまでも iOS18 に新規導入されたヒアリング補助機能のソフトウェアへの認証です。
iPhoneを母艦とする、AppleWatchなど、ウェアラブル デバイスを用いたヘルスケア開発における聴覚補助の分野において、定評のある Bluetoothイヤフォン、AirPods を用い、高度のヒアリング補助機能をもたらすソフトウェアを開発し、これが管理医療機器として認可されたということです。
「Appleのヒアリング補助/ヒアリングチェックプログラム」の医療機器承認
Appleは、「管理医療機器販売者」としてこの機能を届け出て、厚生労働省から承認されています。
つまり、この AirPods Pro 2 によるヒアリング補助機能は、管理医療機器としての「補聴器」と同じで、厚生労働省から承認も受けているということです。
なお、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得たことで、大きな話題を呼んでいました(Forbes: 「米FDA、AirPods Pro 2の「補聴器機能」ソフトウェアを承認)
以下は、2024年10月24日に家庭用聴力検査プログラムとして「Appleのヒアリング補助プログラム」、および家庭用補聴フィッティングプログラムとして「Appleのヒアリング補助プログラム」の2つの医療機器承認の文書です。
▼ Appleのヒアリングチェックプログラム
▼ Appleのヒアリング補助プログラム
ご覧の通り、このApple社による新たな聴力補助のiOSと、これとペアリングされた AirPOds Pro 2によるプログラムは、公式に医療機器として認証されていることが分かります
また、2つの文書、冒頭に記された赤字の【警告】も重要。
この「AirPods」聴覚サポートは、あくまでも軽度、もしくは中程度の難聴を補助するもので、それ以上のものではないということ。
高度難聴に対応するものでは無いので、その場合は然るべく医療機関の検証と、医療措置(本格的な補聴器の選択、調整を含む)を受ける必要があるということです。
しかし、言い替えれば、医療機関が行うヒアリングチェックプログラムに、ほぼ近似した高度のチェックが可能でもあると言う事です。
TVショッピング、カタログョッピングなどによく紹介されている、数万円の〈集音器〉とは異なり、医療機器として承認された本格的なものということでもあるのです。
健康診断などでは簡易的に1kHzと4kHzの2つの周波数でテストされているそうですが、iOSでは、左右それぞれ、250Hz 、500Hz 、1kHz 、2kHz 、3kHz、 4kHz 、6kHz、8kHz の8つのデータポイントで、様々な音量でチェックされますので、かなり高精度に診断されると考えて良いでしょう。
ただ耳鼻科クリニックでは無響室で診断されているものと思われますが、
私の自宅は街道筋ということもあり、ヒアリングチェックは環境音のうるささからかなり苦労しました。
交通量の少ない深夜、4時過ぎ、雨戸を閉め切り、可能な限りに静粛な環境でやっとデータが取れたのでした。
このヒアリングチェック、Appleは5分間で実行できるとしていますが、静かな環境であればその程度でしょう。
ヒアリングチェックの方法
- iPhone のiOSを 18.1にアップデート
- AirPods Pro 2 のファームウェアを〈7B19〉にアップデート(充電時、自動的にアップデートされる)
- 事前に AirPods Pro 2の〈イヤーチップ装着状態テスト〉しておく
- 〈Appleのヒアリングチェックを受ける〉をタップ。(「設定」アプリから「AirPods Pro」のメニューを開くと表示される「聴覚・聴力」メニューから)
- 周囲の雑音、イヤフォンの装着状態が良好であれば、いよいよスタート
- 様々な周波数、音量で、ピーピーピーというテストトーンが再生され、これが聞こえればiPhone 画面をタップする。これを両耳それぞれ行います。問題が無ければ5分間ほどで終了。
- この結果、ユーザーのプロファイリングが〈オージオグラム(audiogram)〉として、〈ヘルスケアアプリ〉に記録されます。このデータは何度でも繰り返し行うことができ、聴力の偏移を掴むこともできます。PDFとして出力することも可能です。
こうした本格的な聴力テストが、無償のiOSと、39,800円のAirPods Pro 2 があれば、ユーザーがいつでも、どこででも、任意に行えるというのは、なかなかにして Appleの太っ腹に感動さえ覚えます。
私の活用法
最後に感想めいたものを書きます。
今のところ、TV、ラジオなどの視聴で試み、その効果を確認できていますが、肝心の映画ですが、洋画を1本観たものの、邦画での確認はこれからです。
その効果を楽しみにしているのですが、果たして……、
また日常での活用はどのように展望できるでしょうか。
音楽鑑賞
まず、普段 欠かすことのできない音楽鑑賞について
ここは正直、難しいです。
確かに高音域が補正されていることは実感できるのですが、わが家のJBLのスピーカーが再現する豊かな音場も、 AirPods Pro 2 で補正され届けられる音はいかにも機械音的なものでしかなく、音源の再現においてはチープに感じざるを得ません。
これはAirPods Pro 2 を経ない生の音と、 AirPods Pro 2 から届けられる音との微妙な遅延も影響しているものと思われます。
加え、AirPods Pro 2 そのもののクォリティもあるでしょう。
もっと言えば高音質のスピーカーシステムとイヤフォンの音質を較べる事自体、ナンセンスなことと言うべきなのでしょう。
会話の場合であれば、まず何よりも語っている言葉の意味、あらにはそのニュアンスなどを聴き取ることが重要であり、難聴者にとってはこのAppleの聴力サポートのグレードは有為なものと思われ、高く評価したいと考えますが、音楽鑑賞となれば、その音の品質、つまり演奏される空間に拡がる音場をどこまで正確に再現されるか、ということがが問われ、
Bluetoothイヤフォンとしては優れているのかもしれない AirPods Pro 2で、ここに加えてユーザー固有の聴力劣化を補正された音であったとしてもなお、絶対的とも言うべき障壁があるのでしょう。
私は装着して試したことも無いので分かりませんが、従前から在る、数十万もする本格的な補聴器であっても、私が求めるようなオーディオ品質のものがあるようには思えません。
音源を正しく再現しているようであっても、あるいは周波数特性から一見完璧なデータを再現しているようであってもなお、本格的なオーディオシステムで再生され、これを正常な聴覚者が聞き届け、認識されるものと同等程度の品質は得られないのでは無いでしょうか。
音場の再現とは、事ほど左様に容易ならざるものなのです。
高音質オーディオ的な欲求に応えるには、外部音の補正ではなく、Bluetoothを介したダイレクトなデジタル音源による再生を楽しむということなのでしょう。
iPhone などからBluetoothでダイレクトに届けられる音も、オージオグラムで補正されたものとして聴くことができます。
オーディオ品質に関して無い物ねだり的に語ってきましたが、
だがしかし、今回の iOS 18.1 と、AirPods Pro 2 が提供するヒアリング補助は、私のような難聴の早期発見と、その詳細な特性が記録され、もし重度難聴の判定が出たとすれば、医療機関での受診へと繫がり、これは前述したように認知症リスクを抑制させるという社会的課題への貢献にもなるでしょう。
また私のような映画観賞、あるいは講演会の視聴などにおける聴覚障害を克服するとても有益なものとなりそうですので、すばらしい試みと評価したいですね。
会話モード
この補正システムには、会話のモードもあります。
優れたノイズキャンセルリング機能を働かせることができますので、周囲の環境音を極限まで減らし、相手の会話のみを補正し、届けるのです。
聴覚保護機能
最後に、このAirPods Pro 2は〈聴覚保護機能〉というものもあります。
難聴のリスクがある大きな周辺音を、AirPods Pro 2が有する アクティブノイズキャンセリング(ANC:消音システムにより邪魔となるバックグラウンドノイズを減衰させるもの)技術を応用し、違和感を抑えつつ、適切なレベルまで引き下げるというものです。
私の木工作業など、喧騒な環境に晒される場合、この機能を使うことで聴覚を保護することができることでしょう。
ただなぜか、この機能が提供されるのは、現在、米国とカナダの2国のみ。
(Apple 対象サイト)
ぜひ、日本でも使えるようにしていただきたいものです。
おわりに
AirPods Pro 2の導入と、iOS 18.1により提供された臨床グレードのヒアリング補助を使った、Apple社のメディカルヘルスケアにおける聴覚分野への進出ですが、この朗報は難聴を抱える多くの人々にはまだまだ届いていないように思われます。
Apple社も必ずしも独自に宣伝するようなこともしませんし、補聴器業界とすれば、突然、外洋から黒船がやってきたようなものですので、顧客にこれを積極的に紹介することも無いでしょうし、I T 関連メディアも、高齢者特有の聴覚障害という、自身が抱える問題では無いため、積極的に記事にすると言うことも期待できません。
この記事に出遭った方には、家族や周囲の高齢の方々で iPhoneを使っておられる方であれば、ぜひこの新たなヒアリング補助の誕生をご案内いただきたいものです。
5分間で簡単にヒアリングチェックができますし、その結果からヒアリング補助(つまりは補聴機能)を行え、より自律した生活へといざなうことになるものと期待します。
また、私自身の反省を含め申しあげれば、木工職人としては、聴覚の健康維持にあまりに無自覚であったことからの難聴であり、
ぜひ、騒音からの防護のため、イヤーマフを使いましょう。