工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

石巻B.Cへのアクセスと震災関連情報サイト

石巻市B.Cへのアクセス

宮城県石巻市南境新水戸1番地

ところで、ボクたちがこの被災地を抱えたボランティアセンター(以下B.Cと略)へとアクセスするためには、いくつかのハードルがあった。

この石巻市B.Cが設置されていることは宮城県の社会福祉協議会Webサイトが提供している県のB.C情報ページで明らかだったが、残念ながら電話が設置されておらず、また上部機関の県のB.Cでは、石巻市B.Cの状況は皆目分からないとの木で鼻を括った返答に終始。

やむなく、津波被害ではやや軽微であった松島町B.Cが県外のボランティアを受け入れており、ひとまずここに当方の活動可能な態勢と相手側の要請を調整させていただき、登録することとした。

* 右衛星写真は石巻市街にいくつかの関連ポイントを示したもの。
撮影は3.11震災直後と思われる。
市街地のほとんどはヘドロに覆い尽くされていることが地面の黒い色調で読み取れる。
   国土地理院提供の衛星写真を元に作成


実はこのエントリーも決して簡単ではなかった。
最初は県外の個人の方は受け入れがたいとの対応。
そこで当方が自己完結型の支援態勢(往復の移動手段の燃料を所有、活動期間中の寝食を自力確保等)を持って臨むのだということを理解して頂くことで、じゃぁ、ぜひお願いしたい、との言葉を引き出したという経緯だった。

こうして受け入れ態勢を整えた上で現地へと赴いたのだが、現地まで150Km手前の山形市内であらためて事前の現地情報入手、分析を行い、その結論として、あえて松島町ではなく津波被害がより深刻な石巻市へと突撃することに。

そしてそこへの移動ルートも沿岸部を避け、渋滞を避け、安全かつスムースに辿り着くようにと調査、検討を経、Googleマップでルートを保存、共有化し、またこの地域を良く知る現地の知人にチェック依頼し、お墨付きをもらい、運行。

後述するが、こうした現地情報というものは、ネット社会ならではの有機的、かつリアルな情報を取得することができることで、安全性が高まり、より精度も確かなものになる。

ボクたちの行動へは危なっかしさ、無謀さに眉をひそめる人達も少なくなかったようだが、実は考えられる可能な限りでの安全策、および活動拠点候補地の選択の吟味など、精力的に情報収集、分析を行い、万全を期した態勢で臨んでいたということは理解していただけるだろう。
“敵を知り己を知らば百戦危うからず”

ボランティアに向かうための関連情報サイト

このような被災地現地に関わる情報については、関係する機関のいくつかが積極的に提供し、さらに様々なネット企業がこれらを網羅した関連特別サイトを起ちあげ、提供していることは知っての通り。

以下、そのいくつかをリストしてみよう。

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