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マルチナ・ヒンギスの復活

マルチナ・ヒンギス(スイス)が東レ・パンパシフィック・オープンの準決勝で、前大会優勝で第1シードのマリア・シャラポワ(ロシア)を6―3、6―1のストレートで破り、決勝に進出。
「復活」を強烈に印象づけた試合内容だったのではないだろうか。
ボクはとてもうれしい (^_-)v
1997年の全豪オープンシングルスで最年少優勝を飾った頃からのファンだった。
この年はグランドスラム四大大会のうち3つも制するという圧倒的強さを見せつけてくれた。これにより世界ランキング1位に輝く。
しかし2001年から翌年に掛けて足の故障が続き、2002年末に無期限の休養宣言。
その後あまり動静が伝えられることも無くなっていたが、先週の全豪オープンでベスト8になり、限の良い東レ・パンパシフィック・オープン(過去4大会優勝)での活躍が楽しみだった。
しかも準決勝でシード1位のマリア・シャラポワとなれば、初対決ということも含め好試合が期待できたし、ぜひ良い成績で復活を遂げて貰いたかった。
TV中継をご覧の方はお解りのように、マリア・シャラポワの精彩を欠くプレーとは対照的にアグレッシブで自信にあふれたヒンギスのプレーはまさに女王の貫禄だった。
一体誰がこれほどのワンサイドゲームの結果を予測し得ただろうか。
いや先週の全豪オープンで復活の兆しを感じた本人には期するところがあったのではないだろうか。
大会前の記者会見で正面中央、隣りどおしに座ったシャラポワとヒンギスだったが、彼女の心中には「一泡吹かせてあげるわよ…」との闘争心が沸き起こっていたに違いない。
事実シャラポワは「闘志が足りなかった。うまくペースをつかまれた」と試合後の記者会見で悔やんだ。
通信社は驚きの記事内容で世界に配信しているだろう。(CNN.com
さて女子テニスの世界でもパワーヒッターの時代に変貌してきている状況で、決して身体的に恵まれているとは言えないヒンギス (170cm/59kg)が今後どのようなテニスを見せてくれるのかが楽しみ。
まずは明日の第2シード、エレーナ・デメンチェワ(ロシア)との対決にぜひとも勝利して優勝して貰いたい。
「プレー感覚も自信も試合ごとに戻っている。再び世界のトップレベルに行く力があると、今日勝ったことで確信できた」と語ったヒンギスだが、これは観戦した誰もが共通する思いだろう。

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