工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

新年のMacねた

今日は少し屠蘇気分でMacねたを。
MacはOS 9.▽▽の頃までは、1月1日の日は起動は密かな楽しみがあった。「A Happy New Year ! 」というメッセージがHappy Macのアイコンと共に出て、いつになく華やいだ気分になれたものだったが、OS X になってからというもの、そうした楽しみは無くなってしまっていた。
Winのようにあまりビジネスライクにはなって貰いたくないですな。
さてApple社は例年1月に「Macworld Conference & Expo/San Francisco」という年間でも最大のイベントが開催され、そこでハード、ソフトのの新機種、更新の発表がされる。今年は9日からだ。
関連のサイトでは様々な噂が飛び交っているようだが、大いに期待できるのではないかと思う。
Appleサイト
その根拠は米国Apple ComputerのWebsiteのトップページに「The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007.」(最初の30年は始まりに過ぎない。2007年にようこそ。)というメッセージが掲載されていることからだ。
何かが新たに始まる気配がするよね。


噂で持ちきりなのは、iPhoneというiPod機能を搭載したケイタイをAppl社が発売するのでは?というものだ。
しかしこれは??かな。
次にかなり信憑性が高いのはiTVの方だろう。
既に2006年9月のApple社 Showtime イベントでこの構想がかなり具体的に明かされている。(過去関連記事
ibenntokaijyou記憶はおぼろげだが 確かiTunes Store(この時に名称からMusicという単語が消えた)からオンラインで購入しMacの中に取り込んだた映像を iTV というボックスを介して茶の間のテレビに繋げる、というものだった。
ネットから配信された映像を大型のテレビモニターにワイヤレスで流す、という、確かに画期的なものだが、このApple社の戦略はiPodの大ブレークのようにヒットするのだろうか。
iPodは確かに様々な困難を抱えながらも音楽業界を大きくまとめあげ(ジョブズ氏の力量のたまもの)、家電業界、オーディオ製造業界を尻目に圧倒的な成功を収めたことは確かなこと。
しかしお茶の間戦略を強めるAppleとしてはこの iTVという函は、並み居る家電業界にさらなる挑戦状を叩きつけるようなものであり、成功するかどうかというのはいささか心許ない感じは払拭できない。
個人的に言わせていただければ、買わんだろうな。
DVDレコーダーの良いのがあるし……、
ネット配信による画像の品質は信頼に足るものとも思えない。
しかし、ジョブズ氏は現在のネット配信による映像品質はそう遠くない時期に大きく向上するものと見ているのかもしれない。中長期的な戦略の中に位置づけられているのかも。
さて iPhone の方だが、これは大いに興味のあることろだが、果たしてApple社にどれだけの勝算があるのだろうか。
SoftBank社がケイタイキャリアに進出した時にも、このApple社との連携の噂で持ちっきりだったことも記憶に新しい。
しかしながら懸念する材料はたくさんある。
何よりもケイタイ市場は成熟しきっていることが最大の問題。
国内市場、世界市場も既にいくつかのメーカーに席巻されているし、キャリアとの経営戦略の摺り合わせも大変だろう。またハード、ソフトのひっきりなしの更新が当たり前の市場に、どれだけApple社がついて行けるのだろう。
このあたりのことは素人のボクには確とした見通しは見えないなぁ。
Macの新年ネタにしてはあまり良い展望にならなかったが、「The first 30 years were just the beginning. Welcome to 2007.」というメッセージに隠された戦略ではあっと驚くものを見せてくれることを期待したいと思う。
ボクは取りあえず年頭にMacのファイル整理、バックアップとともにiCal にいくつかのカテゴリーのイベントをインポートした。
これまであまり真剣に探したりはしなかったが、旧暦カレンダーのiCalがあったので試すことにしたのですよ。
Moon Faceが表示されるものも探しているのだが、あるのかな、そんなもの。
実はご存じの方も多いと思うが、GoogleがこのiCalをGoogleカレンダーとして無料提供しはじめた Beta版ながら(日本語対応も去る10月から)
何やらApple社純正のものよりも使い勝手がよいらしい(埋め込んだ予定などがメールなどで携帯に通知されるなどの)。
でもボクは使わない。Apple社のものでなくて悔しいから、ということではない。ネット上で管理することのリスクを考えてのことだ。
最近は何でもかんでもネットへのアクセスで可能な時代になってきているが、ボクはこれに逆らって徐々に撤退しつつある。
だって怖いもの。
年末に『ウェブ人間論』という梅田望夫+平野啓一郎の対談集を読んでみた。確かに『Web進化論』(Web2.0を普及させた“好著”)に続く、おもしろく読ませる本ではあったが、ボクにはあまりにネット未来社会へのオポチュニズム的解説にしらけてしまったというのが偽らざる感想。
平野啓一郎くんにはもっと気鋭の文学者として焦点の長い視座からの鋭い批評性を持ったツッコミを入れて貰いたかったな。
では皆さん、今年もMac的生活をエンジョイしてください。
   (Get Mac)  (^_-)

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  • 私のmac( G4 Gigabit Ethernet )もそろそろかなとおもい、G5を一時期真剣にヤフオクなどでさがしてましたが、(CADがOS 9対応な物で)中古にしてはあまりにも高すぎ、これならいっそインテルにした方がいいのですが、miniは拡張性が、、、、モニターを少し前買ったのでimacはだめmacproは高すぎ、もう少し買いやすい値段のデスクトップ、cubeのようなものがでないでしょうか?わずかながら期待しているしだいです。
    お久しぶりです、最近はROMばかりでした申し訳ありません。
    本年もよろしくお願い致します。

  • namさん、ご活躍の様子でうれしいですね。
    さてApple社のコンピューター本体での新たなシリーズ登場は2007年は望み薄かも。(特にデスクトップでは…)
    今度のMacworld Expoでの発表は周辺機器ぐらいでしょうか。
    なおAppleコンピューターはintelへと安全に移行していますのでソフトメーカーも当然開発はintel only にシフトしつつあります(当面はUniversalバイナリーでしょうが)。新たに購入ということであればG5の選択というのは如何なのかな、という感がしますね。
    Websiteちょっと拝見しました。椅子だけではなくキャビネットも洗練されていますね。
    サイト構築もW3C準拠をねらっていらっしゃるのか、CSSばりばり、シンプルで良いです。サイト運営がんばってください。

  • そうですね、G5よりintel ですね、もうしばらく我慢します。
    アドバイスいただいた、テンプレート、CSSと言う言葉をふと思い出して、
    なんとかあそこまでできました、しばらくはブログで補足していく毎日です、内容をもっと充実できるよう木工もがんばります

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