吟遊詩人・レナード・コーエンという難問(追悼にかえて)
あまりに突然の訃報・享年82
この11月7日、カナダ生まれ、LA在住の吟遊詩人・レナード・コーエンが亡くなった。
11日、Twitterで訃報を知った時の衝撃は強く、信じられず誤報だろうとさえ思った。
なぜなら、数年前には、欧州を中心に400個所でのライブコンサートを精力的に展開していたし、
斃れる10日ほど前にも、新譜(『You want it Darker』(最後段にクリップ))をリリースし、衰えぬ創作意欲を見せてくれていたし、またこの新譜リリースにあたってのインタビューではボブ・ディランのノーベル文学賞受賞への讃辞を語り、そこでは「死ぬ準備はできているが、ボクは永遠に生きるつもりだ」「120歳まで生きるよ(笑)」と、柔らかな笑みを浮かべ静かに語ってくれていたばかりだったからね(RO69、the Guardian)。
「永遠に生きるつもり」とは根拠の無い生への意欲の表明でしかないとしても、「死ぬ準備はできている」( ‘I am ready to die’ I’m ready my Lord.)との前言を飜し、生きる意欲を掻き立てたのは彼が禅僧としての修行の日々を積んできたことにも、その抗いの背景を見つけることができるかもしれない。
彼が師事していた禅僧の老師(佐々木承周)は120まで生きるとされていた(実際は107歳で没している)。
死はいつも突然だ。
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