工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

ほろ酔い気分で‥‥

富士

新年 明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いします。
2009年の元旦、皆さまも身を清め、心に期するところを秘め迎えたことでしょう。
今朝は2009年の社会経済を占うにふさわしいものと願いたくなるような雲一つなく晴れ渡る好天だった。
お屠蘇を頂き、おせち料理に箸を付けた後、このお天気に誘われるままに家の近くの大井川沿いの土手に立ち、寒さに凍えながら東にカメラを向けた。(大井川を挟んで望む富士 09年元旦 08:00)
同時に霊峰富士に向かい、今年1年、元気にいきましょう、と柄にもなくつぶやく。
撮影後コンビニに立ち寄り買い求めた四大紙新年号をざっと概観。
毎年元旦恒例の個人的イベントとしているものだが、新年号ほど各紙の編集指針が表れるものは無い。
視座はそれぞれ大きく異なるものの、共通して基調にあるのは2009年は動乱と変化の年となるだろうと言うこと。
経済界優良企業による広告の出稿も興味があり見比べる。
世界規模での経済不況の大波をまともに受けているところであるわけだが、それを感じさせない脳天気なものもあったりするが、多くは環境対応に積極的に挑むというものが基調になっているのは当然か。
ハイブリッドカーを安く作れ。
と、スヌーピーをあしらい、緑色で最大のフォントサイズを使った1面広告を出してきたのがホンダ自動車。
シンプルで強いコピーが、黒と緑の2色(企業ロゴは赤)を使ったインパクトのあるデザインと共に目を引いた。
次いでは、CANONの
「ありがとう」とミツバチは言った。
 「こちらこそ」と花も言った。

というコピーだが、環境対応と成長戦略は同居できるとの祈るような願いが込めらた内容となっている。
トヨタは
走り出せば
その先にきっと
うれしい未来がある。
HYBRID SYNERGY DRIVE

プリウスの新型車を投入するようだね。他社に較べやや余裕のあるコピーだが、いずれの企業も一方で派遣切りの先頭を切っている企業らであり、大企業というものの社会的責任というものについてどう考えているのかは、これらからは読み取れない。
インテリア、家具関連企業の出稿はあまり目にとまらなかったな。当たり前か。
住宅産業からのものはあったけどね。
なお各紙が主催する芸術関連の企画についてもそれぞれチェックし、カレンダー(iCal)に書き込む。
まだ出揃ってはいないが、興味があるのは
・1月24日〜の「Arts&Clafts ウィリアム・モリスから民芸まで」
・「ウィーン世紀末展」(9/12〜)
・「オルセー美術館展・パリのアール・ヌーヴォー」(9/12〜)
などか。
今年も良い美術、工藝に触れ、良い音楽に浸り、良い映画に耽溺できればサイコーなのだがね。
また良いものに触れることができれば、記事にもしてきたいと思う。
視点としては、良い芸術文化には、それを産み出す歴史的、社会的背景、あるいは作者の世界観というものが必ずあり、これを丸ごと触れたい、感染したいという思いが大切。
したがってボクは評論家のような冷静で客観的な分析などできないよね。
あくまでもそれを丸ごと獲得したいとの欲望の方が強いからね。
昨深夜からほとんどほろ酔い気分でこれまで過ごしてきて、この下書も MacからTV、NHK教育の「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2009」を楽しみながらのタイプで読者には迷惑な文体と内容であったかも知れない。
春は曙、ほろ酔い気分が丁度よろしいようで‥‥。

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • 明けましておめでとうございます
    今年もよろしくお願いいたします
    美しい富士山ですね
    やはり“静岡”ですねぇ
    ウイーンフイル
    これから録画を見ようと思います

  • 今年もよろしくお願いします。
    この正月は晴天続きで毎日
    綺麗な富士山が見れるので
    嬉しいですよ。
    でも、乾燥しすぎでちょっと困りモノですけど。
    正月早々、薪作りをしたり片付けたりと
    あれこれしてて、のんびりしたいなぁって。
    貧乏性ですので、無理ですわ。
    今宵くらいはほろ酔いになります。

  • kokoniさん、09年も良い音楽繋がりでお願いしますね
    今年のお正月はとても良いお天気が続き、連日美しい富士の姿に励まされています。
    大気も乾燥していて、排ガスも少ない正月ですので、都内からも高層階など条件さえ良ければ臨むことができるはずですね。
    kentさん、本年もよろしくお願いします。
    >のんびりしたいなぁって。
    >貧乏性ですので、無理ですわ
    同じですね。積んである厚い本を読み出したのですが、これがなかなか。
    富士にも良い酒がありますので、楽しんでください。

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.