工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

中野和馬・回顧展

陶 中野和馬


同郷の陶芸家、中野和馬さんの回顧展が開かれている。
デンマークで陶芸を学び、帰国後は鯉江良二氏さんのアシスタントとして修行し、島田市金谷に窯を持ち、精力的に陶芸に打ち込んでいた。

一昨年、不幸にも43歳という若さで急逝。

ボクは彼の作品が数点手元にあり、展示会でのディスプレーに使ったりしているのだが、今後は料理の器として盛りつけなどにも使おうかと思っている(Top画像)。
どんな料理に合うのだろうか。考えてみるだけで楽しくなる。

彼が師事した鯉江良二氏も好きな陶芸家で、破調の中にモダンな息吹を感じさせる作風だが、和馬くんのものは、北欧で修得してきた釉薬の独特のカラー、輝き、テクスチャーの独自性が感じられ、気鋭の陶芸家として人気だったのも当然だろう。

明日は回顧展会場で彼との親交のあったデンマークのギタリスト、イエンス B-ラスムッセンさんのギャラリーコンサートもあるので、出掛けてみようと考えている。

中野和馬 回顧展

会場:海野光弘版画記念館 / 島田市博物館分館 0547 34 3216
    静岡県島田市河原2-16-5
会期:2011/09/10〜10/16
後援:島田市教育委員会・島田市文化協会・島田高等学校同窓会
ギャラリーコンサート:10/01 14:00〜(同会場)
 詳細:adobe readerアイコンPDF:1.3MB

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