工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Branford Marsalis + Sting

小さな島国、日本でしか暮らしたことはないので、異邦人というものの居心地がどのようなものであるかは知らない。
(国内にいてもそれらしき気まずい居心地を味わされることが無いとは言わないけれど‥‥)
スティングは歴とした英国人だが、ポリスを解散してソロ活動の開始後はニューヨークを拠点に活動している。
アルバム「Nothing Like the Sun」はソロになって3枚目のアルバム。
そこから「Englishman in New York」をYouTubeで

20年も昔のアルバムからだが、何故こんな旧い曲を取り上げたかのか。
iPhoneではビデオクリップを再生できるので、iTunesライブラリに納めてあったいくつかのビデオを同期してみた。
小さなモニターではあるが、なかなか解像度も高く美しい。
そこでiTSから気になるミュージシャンのビデオを検索し、新たにいくつか購入した中の1つがこのStingの「Englishman in New York」
再生回数の高いランキングにある曲だったが、あらためてビデオクリップで取り込んで気になったのがバックミュージシャン。
中でも軽やかな中にも叙情的なスイング感でオブリガートを担うソプラノSaxはもしかしたら、と思って検索したら、Branford Marsalis(ブランフォード・マルサリス)。
弟のWynton Learson Marsalis(ウィントン・マルサリス)は現在最も著名なJazzトランペット奏者だが、若い頃から長兄のブランフォードの方が才能豊かと言われていたようだ。
ソロ転向以後のStingはそれまでのファンの一部を置き去りにして、Jazzyで思索的なアルバム作りになっていったが、これはブランフォードとの交流が背景にあったことも理由の1つだろう。
以降もステージでは2人並んで演奏することも多かったようだ。
このYouTubeと同じビデオクリップがiTSから入手できる。
こちらから、(もちろん画質、音質ともにはるかに良い)
「異邦人」については歌詞から、どうぞ。(こちら
最後に何度も何度もリフレーンされる次の歌詞は、同調圧力が過剰なまでに強い今の日本ではとても大切なものに思えてくるね。
♪ Be yourself no matter what they say
*Sting  公式サイト

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