工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

ロッキングチェアの似合う空間

ロッキングチェア
軸組工法、無垢の国産材で内外装が施され、ここに薪ストーブが鎮座すれば、もう待ってましたとばかりにお買い上げ頂いたのが、このロッキングチェア。
制作後、約2年経過したもので拭漆もやや透けてきているが、これもむしろミズナラの木理をより引き立ててくれるということでは決して評価を下げるものではない。
このA邸では、ソファ、およびセンターテーブル、さらにはテーブルセット、等々、リビング、ダイニングにおける調度品の主要な部分を様々に制作させていただいた。
納品を終え、挨拶を済ませ帰ろうとすると、いつも自家製の野菜やら、フランスワインなどを持たせてくれる、とても心優しく気さくなお人柄のご夫人。
帰宅が遅くなりなかなかお会いできないご主人も、納品の翌日には気に入ったとの暖かいお電話をくださる人だ。
2008年をこうした深い理解者、顧客に助けられて無事に終えることができることに感謝するとともに、今後の精進もまた強く求められるということに自覚的でありたいと思う。

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.