工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

コーヒーミル

コーヒーミル

ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまで苦し

寺山修司

この寺山修司の歌は、次の啄木のものを本歌取りしたのだろう。

ふるさとの訛なつかし停車場の人混みのなかにそを聞きにゆく

石川啄木

訪ね来たノルウェーレディーは嗜好せず珈琲に代えて紅茶を呈す

ナンチャッテ‥‥artisan

過日Ikuruさんと訪ねてきたエミリーは珈琲はダメだとのことで、あまり上質でもない紅茶を出したのだが、女性ではそうした嗜好の人が少なくないようだ。
しかしボクにとって珈琲は単なる嗜好品に非ず、日々の活動の抑揚、センテンスの結節点として欠かせない飲料品。
酒と珈琲、どっちが欠かせないかって?
較べる対象じゃないよな。人生にはどちらも必要 !!
長年使ってきたコーヒーミルがいよいよ破損が進行し、使いづらくなってきていた。
蓋の留め金様の部分が破断し、機能が維持できない。
そこで同製品の後継機種を探したのだが、廃盤となり、類似品もないようで、仕方がないのでメリタの「Melitta 【電動コーヒーミル】 パーフェクトタッチII CG-5B」を購入(画像左)。
まだ慣らし運転と言おうか、数日しか使用していないのだが、なかなか気に入っている。
こちらは他の2つの機種がプロペラ式であるのに対し、臼歯式。
うちではペーパーフィルターで煎れるので細挽きが良いのだが、この臼歯式は実に細かに挽ける。
ダイヤルの半ばほどに抑えないと、具合が悪いほど。
細かすぎると、かえってフィルターで目詰まりがして、美味しいコーヒーは抽出できない。
香り豊かに珈琲のエッセンスを醸し出すには、ある程度粗く挽いて、ざっくりと抽出したほうが良いようだ。

コーヒー豆

画像右、白のボデーのマシンが長年使い続けてきたパナソニックのものだが、まずまず良い調子の均一な粉が作れた。内部の配線が切断したりして数回の修理を強いられはしたものの、このメーカーには長年の利用に感謝しておこう。
ただ留め金部分がプラスチックで破損しやすく、ついには使用継続断念に追いやられてしまったのははなはだ残念なことだ。
後継機種を作らない理由は不明だが、そうしたところに開発投資するだけの余裕など無いといったところか。日本国内の珈琲文化などその程度ってこと ?
さて今週のYouTubeはシャキーラの「ワカ・ワカ」
これも FIFA W杯 2010 南アフリカ大会の公式ソングだ。
W杯 南アフリカ大会開幕まで1週間を切った。今からワク・ワク、そわそわ。

こちらはリミックス版。字幕で歌詞が入る。
スペイン語、英語、ポルトガル語、イタリア語、アラビア語を流暢に操るシャキーラ

アフリカ大陸をライオンの顔に見立てたイラストが良い。Tシャツ手に入るかな。
コーヒー豆

ところで、下の画像だが、これはスターバックスコーヒーが新たに発売したインスタントコーヒー。(「スターバックス ヴィア」
試供品をもらった。
確かにフレンチタイプのスタバ風の味ではあるが、やはり粉臭い感じが舌に残る。
ここ数十年もうちではインスタントコーヒーを飲んでいないので、比較できるものではないが、かなり開発には力が入っていたという。
Top画像のまんなかの物もメリタだが、これははっきり申し上げて薦められない。
効率が悪すぎる。均一に挽けない。
スタバのインスタント

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • うちは、まだ手回しのミルを。
    くるくるまわしてますよ。
    オールステンレスで分解清掃が
    出来るのが良いところですね。
    でも、本当は電動が欲しいです。

  • うちでも長らくカリタの鋳鉄製の奴で、グルングルン!やっていました。
    2杯分ほどであれば良いのですが、多くなりますと腕が‥‥(笑)
    http://www.paocoffee.co.jp/daiyabig.html

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.