Excel不調とGoogle社内でのWindows排除とiPad
Microsoft Office2008 forMacのExcelが絶不調。
セルへの入力がめちゃくちゃ重い。
セルのテキスト、数値を選択しようとカーソルを合わせ クリックするも、いちいちレインボーマークがぐるぐると回り出ししばし安定せず。
耐えがたい重さだ。
ネットを見れば、Mac OS X 10.6(最新のOS)上で同様の症状が報告されている。
必ずしもその対処法は確定的では無いのだが、まずはOfficeをアンインストールして、再度インストールすることで症状の改善を試みる。
少し改善したようだが、まだまだレインボーマークは元気に回り続ける。
どうも旧いデータの不具合は免れないようで、一端Appleのスプレッドシートである「Numbers」に書き出し、それを新たにExcelで読み込むというややこしい手法でファイルを再作成したが、少し改善したようだった。
ところで、アンインストール、再インストールの手順は簡単明瞭なもので問題ないのだが、その後のアップデートの手順には大きな問題がある。
Office2008 forMacはリリース後、これまで3度のアップデートが提供されている。
再インストール後のアップデートは、最新のパッチをダウンロードすれば良いだけのはずだが、これが何と1つ1つ順を追ってインストールするというシステムになっていて、膨大な時間を取られてしまう。
つまり都合3度のアップデートのインストールを余儀なくされちゃった。アホクサ !!
1つ1つが、Office2008 forMacのインストールよりも時間が掛かる。無論ネットワークのパフォーマンスに規定されるので、ユーザー個々の環境にもよることは理解しても、それにしてもなおである。
(-_-メ) 怒りフツフツはここまでとして、最近気になるニュースがあった。
Google社内ではMicrosoft・Windowsが排除された、との恐ろしい話し。
「グーグル、Windowsシステムの社内利用を中止–Financial Times報道」
Mac OS、あるいはLinuxに移行しているとの話だ。
いずれ遠くないうちに自社開発の「Chrome OS」へと全面的に移行するだろうから、当面する経過措置ということになるのだろう。
次に、数日前IT関係者のみならず耳目を集めた「アップル、株式時価総額でマイクロソフトを抜く」というニュースは衝撃的ではあった。
株などの投資話には縁がないプアな男のボクだが、株式時価総額というものが企業の価値を評価する数値であることぐらい分かっているさ(ホリエモン騒動で学習させられたからね)。
iPad国内リリースなどApple好調のニュースは、ついにこうした株式時価総額で裏付けられた形ということなのだろうね。
その隆盛は止まらない感じだが、
ただ問題はボクには当面iPadの導入構想は無いと言うこと。
しかしその人気の高まりは留まることを知らず、国内市場でも大いに活況を呈するだろう。
これまでもiPadに関しては数回触れてきた(1、2)ので繰り返さないが、一言付け加えれば、これまでコンピューター操作に慣れていなかった高齢者、あるいは生活弱者などへの需要喚起に繋がる気がする。
無論、営業マンがクライアントのところでiPadを縦横に駆使して、驚かせ、そのどさくさまぎれに契約を奪い取る、というケースは大いに利用価値があるだろうし、就活学生が相手先企業との面談の場でいかに自分が有能であるかをiPad活用で驚かす、という手もアリだろう。
ま、後、ノートもデスクトップも、基本的には1:1のマシンだが、iPadは机に置いて、複数の人がこれをタッチし、GUIを共有することができるなどといった新たな使用環境が得られるというのは大きいだろうと思われる。
さて、高齢者、IT弱者にとってのiPad。
コンピューターなどと言う訳のの分からない機械の操作は覚える気がしないけれど、iPadのマルチタッチ機能でのネットアクセスなどは、それまでの煩雑な手続きなど無用で、いきなり直感的に学ぶことができ、大いにそうした年齢層、あるいはIT弱者に朗報となって受け入れられていくだろう。
マウスでのインターフェイスはコンピューターの概念を大きく変えて、あまねく世界へと広がっていったが、iPadが指し示す、マウスレスの直感的インターフェイスはコンピューターの世界を再定義していくことになるかもしれない。
閑話休題。
鳩山辞任と新生民主党についてはまた後日。
あえて前もって結論的に言えば、
問われねばならないのは、
- 市民の側のお任せ民主主義という問題の露呈、政治参加における意識の問題、
今回の件も、ボクたち市民の政治意識の映し鏡でしかないということ
→ 他人事のような批判は天に唾するもの - 政権交代してはみたが、ボクたちには小沢、鳩山という政治家しか持てなかったという成熟度の問題
- およびいまだなお脱却できない米国への底なしの従属、もとい“隷属”
- あるいはまたもや官僚(外務・防衛)らにしてやられたというホントの話し
- 沖縄の切り捨て、差別がまたもや繰り返された
- それらを促してきたのが腐朽する一方の大手新聞+TVメディア
怒りを通り越して、ただ悲しい。
acanthogobius
2010-6-4(金) 12:54
私のいる会社ではDellのパソコンが使われているので
毎日のように、Dellからメールで宣伝が入ります。
驚くのは、いまもXPのパソコンが売られていることです。
さらに、7のパソコンをわざわざダウングレードしてXPに
して売られている物もあります。
これは、XPが使いやすい、ということ以上に大きな理由があると思っています。
それは、7にしてしまうとOfficeの使い廻しができなくなってしまうからです。
パソコン本体が4-5万円で買えるのにExcel,Wordだけで
2万円以上するからだと思っています。
クラウドなどで、ソフトにかかるコストを抑える手段が
そろそろ必要かと思っています。
artisan
2010-6-4(金) 22:36
acanthogobiusさん、あなたの会社もやはりDellでしたか。
PCの法人需要ではDellは圧倒的強さを誇っているようですね。
>7のパソコンをわざわざダウングレードしてXPに
そうですか。Macの場合は確かダウングレードはできませんけれど。
>7にしてしまうとOfficeの使い廻しができなくなってしまう
私はWinはよく分かりませんが、
Wordですと、[.xlsx]と[.xls]のフォーマットの互換問題。
Excelですと[.docx]と[.doc]のフォーマットの互換問題。
などは事務処理上、なかなかやっかいな問題なのでしょうか。
いずれは新規フォーマットに全面移行させねばならないのでしょうが。
>クラウドなどで、
今や企業単位、あるいは自治体単位でクラウドベースに移行しているところも増えているようですよ。
私個人もMobile me、Gmail、Googleグループ、Googleドキュメント、Googleカレンダー、そしてEvernoteをバリバリ使っています。
artisan
2010-6-4(金) 22:38
〈追補〉
次のGoogleジャパンBlog記事にスタッフルームの画像がきています。
http://googlejapan.blogspot.com/2010/06/google.html
使用しているマシンはMacbook Proのようです。
上の記事を補強するものですかね。