工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

コハクチョウ

コハクチョウ1コハクチョウ3コハクチョウ2
列島、冷え込んできているようだ。
相互Linkしている藍さんBlogで白鳥を見せてくれていたので、対抗してのエントリー(笑)。
これは松本在住時代のもの。(フィルムが一部カビにやられている)
場所は安曇野は大王わさび田近くの犀川左岸から(朝日に逆光)。
厳寒期1月、未明からコハクチョウが飛来するのを待った。(上から時系列)
このようにたくさんのコハクチョウ、鴨が飛来するのは、地元の人たちが餌付けしているため。
最近はどうなのだろう。近くで木工している知人もいるので、コメントくれるかも。

寒気団到来とストーブ設置

ストーブ
師走の暦と共に寒気団がやってきた。台風並みの強風と寒さ。
北国では吹雪いているのだろうか。
暖房が無くてもやってこられた11月までだったが、あわてて薪ストーブを引っ張り出す。
機械室と手作業室、2台分。来春4月末までお世話になります。
薪の確保は加工途上で出る木っ端だが、仕事量が多ければ来春までの2台分の消費量は足りるだろう。ヒマだと凍えることになる。
現在進行中の仕事はブラックウォールナット(天板:CLAROウォールナット)の大きなテーブルセット。
年内納品という契約のものだが、まずは順調に進んでいる。

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プリンターがぶっ壊れた

プリンター(インクジェット、コンシュマー製品)がぶっ壊れてしまった。
症状は、テキスト文書にしろ、画像にしろ、背景に五線譜のような横線が入るようになっちゃった。
ノズルクリーニングなど、ユーザーが出来る範囲での改善を試みるも、効果無し。
メーカー、カスタマーサービスに訊ねると、「メーカー修理になるトラブル」との返事。
既に購入から6年ほど経過。これまで大きなトラブルなど無く快適に使ってきたが、精密機械であれば、このようなトラブルも想定できないわけでもない。明らかにノズル周囲の経年劣化に関わる問題だろうと、これは素人判断だ。
さて、どうしよう。修理に出せば 7,000円〜10,000円は最低でも掛かるだろうと思われる。
修理に掛かる日数も1Week〜。その間プリンター環境が途絶えることは困る。
ふちなし印刷も出来なければ、DVD-Rへのダイレクト印刷も出来ない、という旧世代のスペックだし、ここは更新時期という神の啓示か。(めちゃ大げさやで、、、)
さっそく主要メーカーサイトへアクセス。
すごいね、あるわ、あるわ。この年末という時節柄、年賀状印刷へ向けての需要期でもあり、各社新機種が投入され新聞広告でも廉価販売攻勢が見て取れる。
こういう機種選定で悩むときには、「プリンター」「機種比較」などのキーワードでGoogleすれば、いくつもの関連ページがヒットするだろうし、細部にわたる使用感が気になれば「口コミ掲示板」サイト、価格.comなどにアクセスすることで、かなり有益な情報が取得できる(今春起きた外部からのハッカー侵犯ではセキュリティー問題が露呈したサイトだが、その後改善されているようだ)。
最後は自分のふところ具合と、どれだけのスペックが自身の環境で必要とされるか、を天秤に掛けて決断することになるが、それでも行きつ戻りつ、悩むことになる。
最近ではこのジャンル、複合機というものが充実してきている。これにもそそられる。
「プリンター」「スキャナー」「コピー」機能、既にそれぞれ単機能の機種が整備されているので新規に必要とされるわけではないが、いずれも既存のものよりいくつかの性能で上位にランクするスペックを有している。
過剰な物欲は禁物と分かっていても、「業務上、有益だから、この際……」などと甘〜い悪魔の声が耳元で囁く。

柿吊せば…

吊し柿
快適な秋日和の1日だった。
工房裏手の樹齢40年ほどの柿の木の柿を採種。一生懸命にむいて吊した。あまりきれいでない吊しかたは素人丸出しだけど、干された後の味には関係ないだろう。
昨年は全くといって実らなかった。今年はかつてないほどの収穫量(みかんのダンボール箱に収まらないほど)。1本の木なのにすごいものだ。
このうちの柿、ご覧のように甘柿の姿をしている。しかしむちゃくちゃ渋い。
本来、甘柿の品種なのだが、どうも渋が抜けないものになってしまっているようでこうした干し柿か、焼酎に漬け込むかするしかない代物だ。柿
腰にバスケットを括り付け、梯子を掛けていそいそと木登り。少年の頃に親しんだ木登りだが、身の裁きは健在。腰と両足で木に身体を支え、片手で枝を引き寄せ、もう片方の手のハサミでヘタから数cm枝を残し切り落とす。
こんなことが出来るというのはうれしいね。
今の子供達、こんな木登り、柿の収穫作業など普通にできるのかしらん。
小家族なので自家消費はそれほど必要ない。大半はお裾分け。近隣と、親類筋へと配られた。
温暖な静岡なので、なかなか信州のようには上手には干すことは出来ないのだが、40日もすれば濃縮された甘みをもたらしてくれるだろうと思う。
剥いた皮も、先週から始めた「白菜漬け」に甘み付けとして用いようか。
もう今週半ばには教師も走り出す頃となる。
忙しくなるけれど、事故の無いように、風邪引かないようにがんばってや。

木工用ドリル刃 第3弾

ドリルaドリルb

うちで使用されている木工用のドリル刃の主要なものを紹介してきたが、もう少しお付き合い頂きたい。
今回はちょっと特殊な分野のものになる。
【逆タップ ボルト抜き】画像 左
これは打ち込んだ木ねじを取り出す時に用いられるありがたい道具だ。
あらかじめ適合するサイズの鉄工ドリルで取り出すねじの中心部に先穴を開ける。次にこのボルト抜きビットをタップハンドルに装填しこの先穴に強く差し込み、ビットの逆ネジ山に木ねじを食い込ませながらゆっくりと逆回転させることで取り外すことが可能となる。
いくつかのサイズがあるが、家具製作で用いられる木ねじ対象では2種ほど揃えれば良いだろう。
■ 発売元:新潟精機株式会社
■ 商品名:折れ込み ボルト抜き
■ 品 番:No.801〜805

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「芹沢けい介のたからもの」展

「静岡市立 芹沢けい介美術館」(“けい”は金偏に圭)では次の日曜日27日まで「芹沢けい介のたからもの」展を開催している。

 芹沢けい介の工芸コレクションの中から、世界各国の箱、ガラス、装身具をご紹介しています。
 芹沢けい介は非常に箱が好きで、螺鈿、竹、皮、角(つの)、木などさまざまな素材を用いた世界各国の箱を多数集めています。またガラスは、口吹きで肉厚の色ガラスを好み、メキシコやイラン、エジプトなどのものが中心です。装身具は台湾の先住民のものの収集から始まり、アフリカなど世界各地のものを集めています。
 特にガラスや装身具はこれまでご紹介することの少なかった分野ですが、今回は館蔵品のほぼすべてを展示しています。この機会にぜひお越しください。

先に同美術館での「世界の椅子」展の紹介をしたことがあったが、年に数回の企画展が開催されていて、ボクも興味のある企画の時には観覧するようにしている。
今回の「たからものもの」展の副題はー箱とガラスと装身具ー、ということで螺鈿の箱などを含め芹沢がコレクションした数々のものが観覧できるようだ。
さて、今回の企画展ですが、友人が招待券を一定数確保していますので希望者にお譲りしたいと考えています(無償)。ご興味のある人はご連絡ください。(確保枚数を超えればお断りしなければなりません)
終了まであまり時間がありませんが、お近くの人はどうぞ。
メールでも、電話でも結構です。
■ 静岡市立芹沢けい介美術館
  静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5  Phone:054-282-5522
  開館時間:9:00〜16:30(終了までお休みはありません)
  URL
  因みにこの企画が終了すると2006年1月27 日まで休館となります。
■ 過去記事芹沢美術館と椅子展

木工用ドリル刃について その2

ドリル1
前回に続いてドリル刃について。
あらためて拡大画像(マクロ撮影のもの)を掲載しより詳しく解説する。

【画像1】
左はブラッドポイントとして製作されたドイツ製のドリル刃(5/8インチ)。
ツイストドリルの再研磨は、簡易な物だとハンドドリルなどにアタッチメントとして装填し、再研磨できるものなども市販されている。(BOSCH
しかし、このブラッドポイントの方だとそうしたものでは再研磨できないので自身でグラインダーで研磨するか、専門の職人にやってもらうということになる。

自身でやるというのも決して難度が高いというほどのものではない。あまり器用と思えないボクができるのだから誰でも可能。(画像右は自身で制作したもの)

グラインダーただ、そうした研磨に適合する砥石を入手しなければならない。これは専門店ではなくとも大型のホームセンターでも入手できるのではないだろうか。
砥石の形状は皿形になるが、ドリル刃のサイズによりいくつか用意したいところだが、うちでは1枚のものでやりくりしている。

残念ながらネット上ではブラッドポイント刃の研削、再研磨についての有益な情報は探し出せなかった。
すくい角、逃げ角などを考慮し、市販の物を参考にすれば手探りでもできるはず。
どなたか詳細情報お持ちでしたら、ご教示いただければありがたい。
toisi 砥石a
図はグラインダー砥石種類。
画像はうちで使用のもの(11/21追記)

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穴があったら入りたい話し

ドリル刃1ドリル刃2
今日は少しばかり切削工具ドリル刃物の話を。
プロの方にはありふれた情報でしかないことをあらかじめお断りして…。
木工作業でドリルの出番は少なくない。それが無垢の材質であろうとフラッシュであろうと使い道、目的は異なれど様々なところで使われる。
サイズさえ合えば、どんなドリルでもまずは構わないだろう。
しかしプロの職人となると、その材質、タイプなどの選択は慎重にしたいもの。
【材質】
大工さんの使うようなドリルはその多くが工具鋼(炭素鋼)だろう。杉、檜であれば問題なくボーリングできるだろう。
しかし家具屋が一般に使う広葉樹だととても硬いので工具鋼ではすぐにその切削能力が落ちる、つまり切れなくなってしまう。
最低でも高速度鋼(HSS、SKHなど一般にハイスと呼称されるもの)のものにしたい。
良くホームセンターなどで売られている物には工具鋼のものが多いので注意したい。

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頭痛と暮色

夕景
秋も深まってきた。今日は望(満月)。望遠レンズがあれば撮りたくなるようなまばゆいばかりの月だ。空気が澄み切っているようで、とてもクリアに捉えることができる。
今日は工場でしたたかに脳天を機械に打ち付けてしまった。
大きなコブができた。頭痛がする。これ以上アホになったらどうしよう。
原因は狭い工場に整理が行き届かない加工途上の部品の散乱。
それ以上にあわてもので、せっかちな性格、故のこと。
Top写真は昨日の夕景。裏庭の柿と牧ノ原を眺望してのサンセット。
Below写真は千葉の客からいただいた落花生(ピーナッツともいうが)。食べ始めると停まらない。いつもは国産の半生のものを買い求め、自身でから煎りしながら食べているが、この落花生はとても美味。密閉瓶から数個出して食べるが、また飽きたらず同じ事の繰り返し。
他に記述すべき事がたくさんあるのに今日は頭が〜。
APEC前にしての日米京都会談。あの仲睦まじさはたまりません。近くまたあらためて。
落花生

「日本におけるドイツ2005/2006」開催中

ドイツ年ロゴ来春にかけて、ドイツの現代をそのライフスタイル、デザイン、ファッション、コンシューマグッズ等様々な分野にわたり伝えようというもので、全国各地で300を越えるイベントが繰り広がられている。
いくつか代表的なもの、興味のあるイベントをURLとともに紹介する。
公式サイト
ドイツ大使館 関連サイト
■ ドイツ現代画家、ゲルハルト・リヒター(1932- )の回顧展ー川村記念美術館
ドイツ写真の現在−かわりゆく「現実」と向かいあうために
■ GERMAN DESIGN展   〜プロダクトデザインの歴史と変化〜
 <日時・場所>11月10日〜29日、東京・新宿リビングデザインセンターOZONE
■ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演  指揮: サー・サイモン・ラトル
<日時・場所>11月20日、東京・NHKホール 11月21日、東京・サントリーホール
シュツットガルト歌劇場公演(東京)
■ ドイツ映画史縦断1919-1980
<日時・場所>11月19日〜29日、大阪・
PLANET Studyo Plus One
六本木ヒルズでも、アート、オペラなど盛りだくさんのイベントが準備されている
ちょっと今は忙しいので出掛けられないが、興味あるイベントも盛りだくさんなので、何とか時間を作り観覧したいと考えているが……。
■ デザインの世界でドイツ繋がりというと……
ユーゲント・シュティール、ドイツ工作連盟、バウハウス
■ デザイナーでは……
ブルーノ・タウト(1933〜1936来日)、マルセル・ブロイアー、ミース・ファン・デル・ローエ