工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

Appleという奇跡

Steave Jobs 死去を巡る世相から

スティーブ・ジョブズ死去をめぐる、この異様な“騒動”はいったいどういうことなのだろう。
それはまるでキリストが没した時の全世界からの哀しみと敬慕を集めたかのような様相を見せているではないか。

このBlogでもApple公式サイトで報じられた直後に訃報を上げたのだが、取り巻く周囲の勢いには気圧されそう。

米国大統領バラク・オバマ氏のステイツメントからはじまり、多くの著名人から追悼が寄せられ、世界の主要紙が最大級の扱いで訃報を伝え、それらは数日経過した今でも紙面を埋め尽くすといった風だ。

IT関連企業からも関係悪化が取りざたされているSamsung[1] 、GoogleなどもTopページで伝えていた。
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❖ 脚注
  1. SamsungとGoogleは予定していた新Android搭載スマートフォン発表イベントをジョブズ氏に敬意を表し延期(Samsung, Google Cancel Launch Event Out of Respect for Steve Jobs)するといった []

ある相欠きのカタチ

相欠き

画像は卓、脚部のズリ脚と貫の接合部。

このズリ脚、上部は柔らかな円弧状。断面は両角を大きな坊主面を取った逆台形。
ここに鎬面を持つなだらかな円弧状の貫がかぶさる。

これを相欠きで納めるわけだが、ズリ脚側は途中までなので、画像のような加工になる。

一般には相欠き加工は丸鋸傾斜盤でのカッター切削で簡単に終えることができるが、こうした場合はルーターなどによる少しばかり特異な切削能力が要求されてくる

なぜこのような加工が必要なのかは説明不要とは思うが、いくつかの理由がある。

いくつかの理由があるが、一言で言ってしまえば、“納まり”である。
例えば、上述のようにズリ脚側が台形をしているので、そのままでは一般的な相欠きでは納まらない。
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Steve Jobs 逝去:メディア報、弔辞

■ CNN トリビュート
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=A5hJA9M263k[/youtube]

■ バラク・オバマ(ホワイトハウス Briefing Room • Statements & Releases)
  > Statement by the President on the Passing of Steve Jobs

■ Soft Bank 孫正義

The New York Times

The New York Times

The Washington Post

The Washington Post

CNN

CNN

Los Angeles Times

Los Angeles Times

REUTERS

REUTERS

BBC

BBC

REUTERS
The New York Times
The Washington Post
Wall Street Journal
CNN
Los Angeles Times

* 画像紙面はいずれも公式WebサイトTopページ

Apple.inc 創業者・スティーブ・ジョブズ氏の死去を悼む

Steve Jobs dead

Apple創業者、スティーブン・ポール・ジョブズ氏(Steven Paul Jobs 1955年2月24日 – 2011年10月5日)の訃報がApple.incより届けられています(Apple.inc)。

享年56歳、長らくすいぞう癌の闘病生活の末に、ついに帰らぬ人となってしまいました。

コンピューターと言えば1995年以来、Mac一筋に世話になってきた私ですが、本当に悔しくてなりません。

謹んで心から哀悼の意を表します。

「おかあさん革命」・児玉龍彦氏、熱く語る

9月30日、日本記者クラブにおいて行われた、東大アイソトープ総合センター長 児玉龍彦さんによる記者会見の模様をお伝えする。

放射線医療を専門とする科学者としての知見に基づき、そして南相馬に毎週のように通い続け、放射線汚染への除染指導に当たれらた人ならではの、“臨床”的な所見に裏付けられた、血潮たぎる熱き言説。

原子力ムラ(電力会社、経済産業省、東大工学部原子力工学科を中心とする学者グループ、そして旧与党・自民党の族議員からなる)のウソを鋭く突き、メディアの荒廃は目に余るものがあると怒る。
そしてそれらを過酷な現場の中から暴き出してきたのが、「おかあさんたち」であり、被災地の住民らであった、と喝破する。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=hqkwggg2hIc&feature=player_embedded#![/youtube]

以下、日本記者クラブの会見メモから

福島第一原発事故による放射能汚染や除染について、児玉龍彦・東大教授が熱を込めて話し、質問に答えた。

内部被曝の危険性や、チェルノブイリ事故でわかった小児甲状腺がんや膀胱の前がん病変の知見をとりあげた。その上で、除染について「除染の原則は環境中の放射性物質を隔離して減衰を待つ」と指摘、住民・自治体職員が行う緊急除染、食品汚染、汚染土壌の処分などについて語った。
児玉さんは、時折、声を詰まらせながら、科学者の態度として①事実を正しく伝える②意味をわかりやすく伝える③解決策を強制しない④住民の自主的判断を応援する――の4点をあげた。また、セシウム汚染のわらが牛のえさになっていた事件で、農家を批判するマスコミ報道について、農家に責任があるのか、と反論した。各地で女性が放射線汚染に対して立ち上がり、行政を動かしている状況を「おかあさん革命」と表現した。行政の「いいことをやってやる」というパターナリズムを終わらせ、当事者主権の新しい社会を作る重要性を力説した。

司会 日本記者クラブ企画委員 瀬川至朗
東京大学アイソトープ総合センター

壊れた原子炉に鼻面を押しつけて頭を叩け

朝日新聞 2011/10/04 夕刊

先の〈「デモと広場の自由」のための共同声明・記者会見〉のUSTREAMはご覧いただけたかと思うが[1] 、今日の朝日の夕刊に署名入りの2段で「日本にはデモが必要だ」との記事が来ていた。

記者会見場でいくつかの質問をしていたのが、その記者なのだろう。

柄谷、小熊 両氏は、名指しこそしなかったものの、明らかにこの新聞社への批判を含むかなり辛辣な言葉を使った抗議に近い話しがあった。

恐らくはこの指摘を受け、新聞社としての姿勢を見せたというところだろう。
記事は記者会見の概要を淡々と、それなりに詳しく伝えるものとなっている。

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❖ 脚注
  1. エントリ翌日に、途中までだったものの続編ビデオをupしておいたので、未見の方はあらためてアクセスをしていただきたい []

iKeyboadで、iPhone快適入力

Mac APPに「iKeyboad」なるものを発見。

iPhoneとBluetooth接続されたMacのキーボードからiPhoneの文字入力を行うというもの。

iPhone導入して3年半、少しはタッチパネルのキーボードも慣れてきたとはいうものの、ボクにはやはり楽では無いのだね。

学生の中には、提出するリポートまでもケータイで打ってしまう猛者もいるそうだが、シンジラレナイ ?!

そこでiPhoneのワイヤレス機能の1つであるBluetoothを使って外部の物理キーボードから操作するということは、今ではMacの標準キーボードになっているBluetoothタイプを使えば問題なくできることは知っていて、試したことがあった(無事に接続され、快適に文字入力できた時はほくそ笑んだもの)。

しかしデスクトップマシンでは10キーが無いBluetoothタイプのものは不都合なので、現在は10キーが付いたワイヤードのキーボードをあえて購入して使っている。

そこで、キーボードのBluetoothが使えなければMac本体のBluetoothを使えば良いだろうと考えがちだが、残念ながらそれはできないのだね。

元々、MacのBluetoothからはiPhoneは認識してくれない(iOS:対応している Bluetooth プロファイル
つまりMac OSの環境下ではBluetoothがサポートするプロファイルには、iPhoneは対象外となっているからなんだね。

そして、この「iKeyboad」が問題を解決してくれるというわけだ。
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岩井俊二・friends after 3.11より

気鋭の映画監督、岩井俊二氏がドキュメンタリー「friends after 3.11」を制作している。

仙台出身でもある岩井俊二氏が、3.11東日本大震災後の日本を様々なゲストとともに語り、考えるドキュ メンタリー。
インタビューアは岩井氏と松田美由紀さん

公式サイトはこちら

この企画で京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏がインタビューされ、公開されている。

ここではYouTubeのものを貼り付けるが、削除されるようであれば、公式サイトの方をチェックのこと。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xgBWpmRiajM[/youtube]

‥‥もし私がもう1度人生を生きられるなら、この仕事(3.11原発事故の後処理)のためなら戻って来ます‥‥。
今から出てくる困難な仕事というのは絶対に必要だと思うから。そのために、もう1度生き直すことが出来るならやりたいですね‥‥。

意志の強さ、科学者としての社会的使命感

中野和馬・回顧展(その2)、追悼コンサート

中野和馬・回顧展(中庭)


ありがたき哉、故郷は ‥‥、といった暖かな雰囲気に包まれた中野和馬展だった。
会場は島田市博物館、分館。古民家の佇まいを持つ空間、そしてその中庭一帯。
作品は年代ごとに展示されていたが、それぞれの時代に纏わる近景、したがって例えばコペンハーゲンでの仲間たちとの交流などの写真も、生きた証しのように掲示されている。

昨日、Blogに上げた器は2000年代に黒田陶苑で行われた個展で発表され、人気を博したシリーズの1つであったことも知った。
静岡市内の小さなギャラリーで開かれた個展会場で、好みの造形と釉薬のおもしろさで買い求めたものだったが、手持ちのものとわずかに異なる展示品の絵付けを見較べてしまっているのだった。

広い中庭には大きな壺を中心に様々な形の器が置かれていたが、良い試みだ。
竹橋の国立近代美術館や、都立現代美術館でも同様の中庭での展示方法を観ることがある。
中庭画像の大きな樹は「槙の木」。これも堂々たる造形美だ。
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中野和馬・回顧展

陶 中野和馬


同郷の陶芸家、中野和馬さんの回顧展が開かれている。
デンマークで陶芸を学び、帰国後は鯉江良二氏さんのアシスタントとして修行し、島田市金谷に窯を持ち、精力的に陶芸に打ち込んでいた。

一昨年、不幸にも43歳という若さで急逝。

ボクは彼の作品が数点手元にあり、展示会でのディスプレーに使ったりしているのだが、今後は料理の器として盛りつけなどにも使おうかと思っている(Top画像)。
どんな料理に合うのだろうか。考えてみるだけで楽しくなる。

彼が師事した鯉江良二氏も好きな陶芸家で、破調の中にモダンな息吹を感じさせる作風だが、和馬くんのものは、北欧で修得してきた釉薬の独特のカラー、輝き、テクスチャーの独自性が感じられ、気鋭の陶芸家として人気だったのも当然だろう。

明日は回顧展会場で彼との親交のあったデンマークのギタリスト、イエンス B-ラスムッセンさんのギャラリーコンサートもあるので、出掛けてみようと考えている。

中野和馬 回顧展

会場:海野光弘版画記念館 / 島田市博物館分館 0547 34 3216
    静岡県島田市河原2-16-5
会期:2011/09/10〜10/16
後援:島田市教育委員会・島田市文化協会・島田高等学校同窓会
ギャラリーコンサート:10/01 14:00〜(同会場)
 詳細:adobe readerアイコンPDF:1.3MB