梅雨間近の失態
お天気が芳しく無い。
ここ暫く、突然の降雨とスカッ晴れが交互に現れ、専ら自転車で移動する妻はボヤク。
南九州まで梅雨入りしたということだが、日本列島いよいよ梅雨の季節到来といったところ。
庭のアジサイもそれを知らせている。
Top画像のガクアジサイは表の庭に10年ほど前に鉢植えで買い求めたものを直植えしたもの。
繁殖力がすさまじく、花期追えた後はバッサリと切り込むものの、翌年また大きくなって現れる。今年もまた数日前に数輪の花を付けた
工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から
昨日は良い天気に浮かれ、JRで6つ先の静岡にある小さな映画館の暗闇に座った。
ケン・ローチの新作だが、なかなか-見応えがあり、その最後の結末には不意を突かれたが、監督としても脚本家とともに構想の段階でその落としどころについては相当悩んだのではと思い巡らせた。
観終わったばかりの重い頭を引きずりながら街に出れば、強い日射しの下の休日の華やかさと喧噪に巻き込まれ眩暈がするほどだ。
そんな非日常の世界に幻惑されたのか、近くにあったSoftbank拠点店舗(プレミアム店とかいうの?)に足を踏み入れ、iPadの操作感を試し、そのままカウンターに座ってしまった。
このBlogもRenewalして1年と6ヶ月が経つのだが、久々に新しいカテゴリーを設けてみようと思う。
カテゴリーってほどのたいしたものではないので恥ずかしいのだけれど、
〈my Favorite thing〉とした。
要するにお気に入りのもの、ってこと。
ボクは人に紹介するにふさわしいものなど持ってはいないし、高価なものにもさほど興味があるわけでも無い。
身につかないブランドモノを持つほどの酔狂でも無いしね。
というわけで今日は第1弾。
2つのモノを紹介しよう。
コンベックスとライト(何じゃそれっ、て言わなかった、今‥‥)
まぁ、いいでしょ。コンベックス、つまりメジャーとZライトである。
Top画像のものだけれど、〈KOMELON〉というブランド名。
お米とメロンの掛け合わせ、なんてのじゃない、
ちゃんとした国際的なブランドなんだ。

旬日を経ずして、またもや戦後日本の知性を代表する、今度は映画人の訃報である。
吉田秀和氏 没98歳に対し、新藤兼人氏の場合、100歳である。
古木が朽ち果てるるように‥‥、という表現が似つかわしい超高齢での死去のように思われるが、ボクの思いは、それとは少しニュアンスが違っている。
80代以降、これが最後の映画作品だと自分に言い聞かせるように語っていたものだが、誰も信じちゃいやしなかった。
晩年になっても、その創作意欲は衰えを知らず、制作本数も、若い頃と較べても何ら遜色ないほどのペースで新作を世に問い、それぞれがまた感銘を与え、興業的にも成功を収めていたことを見れば、この後も永遠に撮り続けるマエストロなのか、とも思えたものだった。
同時にまた、作品の通奏低音の如くに流れている人間の業、あるいはなまめかしさ、奔放な性愛などの表現を最後まで失うこと無く貫いたその姿は、“枯れる”とはほど遠い、人の生身の世界を描く若々しい映画人だったように思う。(殿山泰治という個性派役者がキャスティングに欠かせなかったのもここにあるか)
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2nd HomeTownとタイトルした記事を上げたのは1月だったが、半年も経ずして松本を再訪することになろうとはその時は考えなかった。
数名の知人を訪ね、再び〈松風庵〉でお茶して、合間にクラフトフェアを観覧する。
まずクラフトフェアについて。
久々の観覧だった。
この松本クラフトフェアが始まったのは、ボクが松本で木工修行をスタートさせた時期と重なる1980年代半ばのこと。
つまり四半世紀を重ねることになるが、年々拡大し、評判も高まっているというのに、このところ出掛けることはとんと少なくなってきていた。
以前は同世代の知人も多く出展していたこともあり頻繁に出掛けていたのだが、世代交代もありやや疎遠になっていた感がある。
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吉田秀和さんが亡くなった。
100歳近い高齢であることは知っていたが、あまりの突然の訃報に驚いた。
そして、時間経過とともに哀しみは深まっていく。
「突然の訃報」としたのは、24日(木曜)NHK FM〈名曲のたのしみ〉で、ここ数年のしゃがれながらもしっかりとしたいつもの口調に触れていたからだ。
昨晩の訃報だったが、22日に亡くなっていたというので、この番組は録音だったということ(この番組の収録はもう数回残っているとのこと)。
いつの録音であるかは、未確認ではあるものの、そんなには時間を遡るものではないだろうから、やはり「突然の訃報」であり、また長きにわたる療養生活を経てというのではなく、第一線で活躍途上、ついに天に召された(よく知られているように、吉田さんは敬虔なクリスチャンだった)と言ってよいだろう。
木曜日の放送中、うちの若い修行徒に、少し吉田秀和氏について話していたのだが、訃報の直前になってしまったとはいえ、ただ訃報をスルーするだけでなく、何らかの印象を持って受け止めてくれるきっかけになったとすれば、それはそれで良かったと思う。
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過日、大型連休にあたる休日、妻の弟家族が住む播州三木市を訪ねた時のこと、普段は観光地を訪ねても土産らしきモノにはほとんど食指が動かないのだが、めずらしく市内の道の駅の観光物産展で買い求めたものがある。
刃物産地で知られた三木市のことであり、想像は付くと思う。
ノミ、鉋、etc、いやいや、そうではなく、ナイフだ。
これはどこまで知られているかは判らない〈肥後の守〉(higonokami)のことだね。
1950年代生まれまでの男の子であれば誰しもがフトコロに忍ばせていた、あの、少年必携、御用達のナイフである。
往時は何軒もの刃物製作所がこの〈肥後の守〉を製造していたのだろうが、今では1軒の鍛治屋がその火を絶やさぬよう守り続け、かろうじて今に伝えているのだという。
普及版の安物の刃物とは言え、一時代を画したものであれば、この〈肥後の守〉はまさに“文化”であり、ぜひ今後もフイゴの火を落とさぬよう、作り続けていってもらいたいと切に思う。

桂の製材
大昔、朴の代替材として材木屋が持ってきたのが〈イエローポプラ〉という材だったけど、色こそ似てはいるものの、とても使えるような代物で無かったことを苦々しく思い起こしてしまう。
乾燥後もなお反りまくり、まったく安定性に欠ける材だった。
つまり、抽出の側板とは言え、スムースに出し入れするという基本的な機能に応える物理的資質に全く欠けるものだったというわけだ。
上に挙げた材は、そうした要請にちゃんと応えてくれる。
概して、イエローポプラといったような南洋材はそうした品質を持つものは少ない。
いろいろと理由はあるだろうが、古来から木工職人達が使ってきたこうした国産材はやはり使われるだけの理由があるということになる。
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本年1月末日から冬眠(休眠)状態だったこのBlog、ボチボチと、再起動します。
無沙汰につきましては深く詫びねばなりませんね。
どうか、以前と変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
投稿のペースも以前と同等程度のスタンスで臨みたいと考えていますが ‥‥ 。
ただ、次に述べる理由もあり、ややペースダウンするかも知れません。
この間、決して多くは無いものの、周囲からは休眠状態にいたった理由をあれこれと訊ねられ、返答に窮したものですが、工房を訪ねて来られた方には説明など無用の状態。
どういうことかと明かせば、工房施設をめぐり、甚大な損傷があったのでした。
ま、あまり詳しくは語りたくは無いのですが、いわば“天変地異”のようなものに見舞われた、といったところ。
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