古色のTVキャビネット、その2
コメント氏から寄せられた興味にも助けられ、少し補足的なことを記してみたい。
このキャビネット、全体のフォルムもさることながら、ディテールにおいていくつか心を砕いたところがあるのはコメント氏の指摘の通りであることを隠しはしないが、やはり自宅で使うことを前提としたものであれば、新奇性をねらったり、新しい試みにチャレンジすると言う意味で、若い頃は大いにすべきだろうと思う。
老成してしまうと、チャレンジを行うのは様々な制約の中にあって難しい。
(ボクはまだ青臭いので、チャレンジ平気ですが (^_^;)
さて、具体的にいくつか取り上げて解読してみたいと思う。
〈下台〉
TVキャビネットという機能を前提としたものであれば、まず収納部はそれにふさわしい構成を考える
・全体の構成
AV機器収納部の上に大きな抽斗を2杯設けたが、このことにより、TVの高さがやや高くなっている。
視野角がやや仰角になってしまうので、収納の問題がなければ、その分下げた方が良いかも知れない。
中折れのデザインについて。
これは好みの問題もあるが、より大きく拡がりを持って見せる、立体的、奥行きを見せる、という視覚的効果は大きく、選択肢の有用な1つと言えるだろう。
もちろんこの設計では仕事の難易度は高まるが、それ以上の効果も期待できる。
円弧状の甲板はただそれだけで単純に綺麗だしね。
確かにやたらと曲線を用いるのは好みではないが、必要とあれば適宜美しいラインを書いてみるものだね。
この円弧は半径が5,000mm以上だったから、ビームコンパスを作るのも大変だったはず。
柱を甲板突き抜けるデザインとしたのは、上台の柱との連続性をねらったものだが、これは賛否様々だろうと思う。むしろこうしたことはやるべきではないとの考えも強かろう。
ま、1つの試みとして(人柱として…>_< …)。 More »




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奥会津に入ったのは9月最後の週末だったが、黄金色に色づく田んぼは稲刈り寸前の様子で、日曜日に家族総出での稲刈りという時期だったようだ。
次は山紫陽花だが、巨樹見学の途上、休憩地の雑草の中から見付けた花。


木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
