工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

iOS4.0とAR.DroneとDominoと暴走特捜

ところで皆さんのiPhoneの調子はどうですか。
今日は iPhoneネタでいきます。

数日前 iOSがバージョンアップ(iOS 4.1)。
カメラ撮影では白飛び、黒つぶれも解消されるというHigh dynamic range (HDR)という機能が搭載され、ますます使い勝手が向上している。
アンダー、オーバーを含む3つの異なる露出で連続撮影され、それらを合成させることでダイナミックレンジを向上させているのだが、実写では明らかに効果が認められる。
これまではレベル補正などのレタッチ作業が必須だったが、もう元画像だけで十分。
これって他のケータイ、デジカメなどにも搭載されつつあるのだろうか?

iOS 4.1では他にもいろいろあるがめんどうなので省略。

例のアンテナ問題への対応策としての無償で配布されるケースも想定を超えて早めに届いたしね。(昨日、この「iPhone 4ケースプログラム」は今月末で終了させることをあらためて発表した。ま、要するに騒がれるほどには大層な問題では無かったとの判断)

そんな中、iPhone操作で遊べるラジコンヘリがいよいよ発売の運びとなったようだ。(AR.Drone


このラジコンヘリにはiPhoneと交信するWi-Fi機能はもちろん、Linuxがインストールされたコンピューター(のようなもの)が搭載されているらしい。
4つのプロペラを備えているので、ホバリング飛行も含め自由自在に飛翔できるという優れもの。
また搭載されたカメラで下界を撮影し、これがコントローラーの iPhoneに再生されるというユニークなシステム。
デモの動画を見ていると、ちょっとワクワクしちゃうのはボクだけ?
木工の仕事の範疇でどうやって使おうか。そんなものあるわけがない?

うちの近所には大きな河川、大井川があり、週末ともなればこの河川敷に幾組ものラジコンヘリの「おたく」が集い楽しんでいるのを見掛ける。
彼らは楽しんでいるようではあるのだが、ボクはくだらん遊びだなと見やるだけだった。

確かにボクが中学生の頃は、こうしたエンジンを搭載したラジコン飛行機で友人と遊んだ記憶がある。
男の子にとってはこうした遊びはいわば通過儀礼のようなもので、やがてハイティーンの頃にもなれば複雑な社会、豊かで魅力ある人生に目覚めてくるのと逆に、そうしたことからは卒業していくものだったからね。

それが iPhoneに搭載された機能の1つである「3軸ジャイロスコープ」を使ったコントロールで遊べるんだぜ、ともなると、にわかに10代のあの頃に戻ってしまうのだから、ボクも単純なものではある。
しかしただ単純に驚いただけではなく、これには理由があった。
この「AR.Drone」はフランスParrot社のものなのだが、かなり以前からこの登場に興味を抱いていた。

iPhoneへとケータイを機種変更した2年前のこと。
車運転時のハンズフリー構築をどうするのかという検討の中で最後に残った有力な機種がこのParrot社のものだったのだ。

それまではauのケータイで、これを車搭載のナビに接続することで、電話番号が登録され、送受信はナビ+オーディオから全てコントロールができ、受信音声はスピーカーから、送信音声は運転席上部に設置されたマイクからと、至れり尽くせりの完璧なハンズフリー機構だった。
これが iPhoneへの切り替えで使えなくなっていた。

Parrot社という会社はBluetooth無線システムの大手のデベロッパーのようなもので、様々なBluetooth関連機器を開発製造販売している会社だ。
ご存じの方も多いと思うが、このBluetoothという規格はもともと欧州スウェーデンのエリクソン社の技術者の開発によるもので、米国などよりはるかに先行していたのだ。(というよりも規格統一における先進的な思考と力量)
このParrot社はこの規格をいち早く導入し、民生品の製造に着手した会社だ。
日本のナビメーカーもこのParrot社のシステムをOEMで搭載しているようだ。

■ ボクが狙っているParrot社のハンズフリー機器(MKi9200

ところが残念なことに、日本国内ではこのParrot社のハンズフリー機器の最新のものは全くといって入ってきていない(旧機種はいくつか国内流通)。
日本の電気用品規格などの認証の難しさが障壁になっているのだろうと思われるが、そうしたことなどもあり、未だにこの2年間はハンズフリー環境が、無い。

こんなどうでも良い「AR.Drone」なんかよりハンズフリーの最新機種を販売してくれ !!
でもこの「AR.Drone」ちょっと魅力的だな。意外とボクの懐具合でも届きそうな価格帯だしね。ユーロ安、円高の恩恵もあるの?

今日のYouTubeは大萩康司君のギターで。かなりの難曲なようだが「Cielo Abierto」

そうそう、今夜11:30〜NHK総合の「トップランナー」は大萩くんともジョイント演奏しているバンドネオン奏者・三浦一馬くん。
素晴らしい若き才能。楽しんでもらえるはず。


昨日、静岡市内のイベント会場で「2010静岡木工機械展」という催しがあり、いくつかの所用も兼ねてちょっと出掛けてみた。
いくつかの道具、工具といったものを購入しただけの積もりが財布の中身がずいぶんと軽くなっていた。
小林の角ノミの刃に異常な値が付いてしまったこともその少なくない要因だ。
でも今後入手困難となることは目に見えているのでそれも仕方がないか。
例えば4.5mmが6,000円だぜ。突っ返そうかと思ったほど。

テクノトゥールズも出展していたよ。
先にお知らせしたところだが「Domino」激安販売のその後の様子を伺ってみたが、さほどの動きはないのだと言われる。

ネットでこの関連情報を検索しても、このBlog記事がヒットするだけだしね。
いやにみんな冷めているね。
そうか、既にみんな持っていると言う訳か?

さてそこで不明だった情報、この特別価格の「限定仕様」が意味するものだが、
付属品のない本体のみの価格だそうだ。
詳細は、直接聞いてくださいね。
この会場には昼食後13:30頃から車で向

かったのだが、カーラジオで14:00のNHKニュースに注目しつつ走らせた。
14:05にそのニュースが流された。

以前もこのBlogで触れていた(「希望から諦念への落下速度」)、厚生労働省の元局長・村木厚子さんへの大阪地裁判決、「無罪」とのニュース

公判過程を追ってくれば、この無罪判決は当然のこととはいえ、本当によかったと思う。
村木氏の不屈な闘い、彼女を信じ見事な弁論を展開した弁護団、そして障害者団体を中核とする彼女を支える会には心からの敬意と祝福を送りたい。

今後は本人の意志も明確なようだし、有能な官僚であるとのことなので、一刻も早い職場復帰へと厚労省の英断を望みたい。
当然にも大阪地検特捜部はこの暴走への自己批判をすべきだし、当初、地検のリークを垂れ流ししてきたメディアにも真摯な反省を求めたい。
もはや大阪地検、特捜は解体するっきゃないだろうね。

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.