工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

座布団椅子

座布団椅子
うちの作品ラインナップのなかでの稼ぎ頭は「座布団椅子」というものです。
昨年来、あるカタログショッピングの会社の企画依頼があり、これまで数回掲載され、おかげで多くの受注を受けてきました。今年も1月中旬の雑誌に掲載されたのですが、昨年ほどの反響はなかったもののぼちぼちとうちの生産力に見合う程度(笑)に受注があります。
それがこのところ数回にわたって、アームレスのみの複数受注が入ってきている。


「座布団椅子」は左右それぞれのアーム付きと、アームレスの3 Type があります。
それぞれ単体での受注も受けますが、多くは左右のアーム付き、あるいは3点セットでの受注というのが一般的です。
然るにこのところの「アームレス」受注に偏っているのはどういうことなのか。 ???
「アームレス」のみの受注が重なりますとこの在庫のバランスが大きく崩れてしまいます。
在庫管理は難しいですね。


テーブルのほうは、どうなっているのでしょう。
一部、顧客との設計上の確認事項があり、中断しています。
脚部はこんなところ。
幕板部分に抽斗を設けています。
テーブル脚 ほぞ


なお、Webサイト「木工家具の工房 悠」の「Monologue」に「ブログ的生活」を up しました。どうぞご覧ください。

《関連すると思われる記事》

                   
    
  • 悠さま
    「ブログ的生活」読ませて頂き、私なりに時代の風を感じようと、まずCommentsから、果敢に経験させて頂きます。
    さて、アームレスの注文が、増えているとの事、個人のライフスタイルの問題か? 業務用に使用されるのか等 興味有ります。何かお気づきの事ありましたら、御教えください。
    また 製作過程を blogに記載されます事、好感を持ちます。楽しみにされる方がたいらっしゃると思いますのでどんどん続けてください。お願いします。
    体調はそこそこですので 是非一献

  • 「座布団椅子」の需要動向ですが、販売を始めてからというもの、概ね3点、あるいは2点セットでの購入というのがほとんどでしたし、追加で単体のアーム付き、アームレスが出るということがありましたが、今回のような傾向がどのようなものであるかは残念ですが知る由はありません(顧客データは渡されませんので)。
    たまたま、なんでしょうかね。
    あるいはアームのデザインが気にくわない、とか?
    カタログ販売での在庫管理の難しさ(需要見込み←在庫確保と、実際の受注数の乖離)は確かにあり、ある家具の場合、付属外注品も伴ったりしましたので、見込みはずれで困ったこともありました。
    この「座布団椅子」の場合は他の販路も多いので良いのですがね。
    「制作過程」は必ずしも体系的に記述しているのでもありませんで、工程上でエポック的なことがあればその概要をお伝えしたいと考えてやってます。
    まぁ、いろいろと試行錯誤しながらのブログ的生活です。
    ところで…、件の割烹、今時何が旨いんだろう?

  • アームの無い注文とお聞きし、私が思い浮かんだのは、業務用としての椅子で、今流行のカフェなんぞに使って頂いて、ゆったりとカフェロテ? そんな名前でしたっけ、をすすっている光景が目に浮かびます。
    「制作過程」垣間見れる事に意義があると思います。今回のIkuruさんのスウェーデンからの報告も素晴しい物と、感心しました。
    色々勉強になります。
    ところで・・・、の件 ほたるいかが好いですね。

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