工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

WOOD SCREW

今日はチーチュルルーの声はしません。かなりの雨でした。
ブラックウォールナットのテーブル、天板加工もこの雨で中断。
梅雨時のような生暖かい湿潤な大気の下では木工の仕事も自ずから制約があります。
座布団椅子の塗装と、次のテーブル、他スツールの制作準備に着手することにしました。(塗装という工程も、この環境では決して良くありませんがね)
さて下の写真は、このテーブルの脚部です。
シンプルなロクロ成形になる脚部です。
ただ少し違うのは 2 Way (食卓+ローテーブル)で使いたいという要望があり、いろいろと検討し、客との調整の結果、このようにスクリュー(ねじ)結合で、Long × Short に対応させようというものです。
テーブル脚
なぜ、このようになったかといえば、最も構造的に堅牢で、かつ 2Way の使い勝手が良い、という至極当然なところに落ち着いたからです。
幸いにして、ブラックウォールナットという材種は樹種の中でも最も靱性が高いということも判断に寄与してくれました。
木取りも極力柾目になるように配慮しましたので、結合されたときも如何にも1本の木の如く、見せてくれることでしょう。

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