今年の仕事始めは暦の関係上いやに早くやってきたね。
ボクも同様に４日には“とりあえず”工房に入った。
とは言っても道具の仕立てやらで終始しただけだったのだが、正月ボケが覚めやらぬ惚け状態のところにいきなり遠方より打ち合わせの電話が飛び込み、そして翌々日には出張となった。
業務上の会議の出張ではあっても、せっかくの旅路。その指定された地域に住む知人、友人らとと急遽新年会などの予定を入れる。
同時に欠かせなかったのがAppleストアのGenius Barでの対面サポート。
実は晦日あたりからメインのマシン、PowerMac G5が絶不調に陥っていた。
起動中、操作の有無に関係なくシャットダウン、あるいはフリーズ。
Mac OS Xを導入して以降、こうしたトラブルは初めてのこと。
Apple Webサイト、対象マシンのディスカッションページで検索すればいろいろと報告がある。
やはり間違いなく電源周りのトラブルであるようだ。
SMUリセット、PRAMクリアなど何度か試みて、改善の様子も見られはしたが、残念ながらその不具合は修復へとは向かわなかった。
AppleProtectorPranの期限も遙か昔に過ぎ去り、自力でのトラブル解明 → メーカー修理、あるいは更新の判断を迫られることに。
そんな時、Appeストアのジーニアスバー訪問は適切なアドバイスに触れる絶好のチャンス。

メープル合板で作られた簡素でスタイリッシュなGenius Barのカウンター。
待たされることもなく信頼のおけそうなボスが対応してくれたが、懇切丁寧、かつ的確なアドバイスに触れることができた。

要するにあなたのように使用頻度が高く、５年も使い続けてきたマシンともなれば電源周りの劣化は避けがたい。
例え50,000円ほどを負担して修理（ハード部分の修理はほぼ一律この費用）できたとしても、果たしてそれだけの投資をする意味のあるマシンであるか（経歴からして）は、よくよく考えた方が良い、との身も蓋もないお告げ。
更新はフトコロ不如意のため、もっとも廉価なマシン、Mac miniにして、Appeシネマディスプレーをそのまま継続使用、というプランも半ば撥ね付けられてしまった。
そのモニタはMac miniとはダイレクトな接続はできない。電源が供給できない、との話し。
要するに早い話が、現行機種ではiMacが最善の選択という結論なんだ。
確かに１Fに降りて見れば、大きなモニターを有するスタイリッシュなマシンが並び、購買欲望を掻き立てる。
価格据え置きで、信じられないほどのハイスペック。マシン一体型のiMacのモニタは27″という怖ろしい大きさまで取り揃える。
後は購入時期、購入個所などの検討と資金の捻出か。
ところでApple社は1月27日、どうも新たないくつかのマシンの発表を伴うイベントが組まれているようだ。
iMacの現行機種への更新は昨年10月末だったのでこのイベントで更新されることはまずあり得ないが、ただこのイベントと、価格変動はどのように関わるのかは興味のあるところ（このイベントではどうも以前紹介した、タブレット型のコンピューターの発表があるようだ）。
などといろいろ頭を悩ましたのだが、ギャラリーとの会議を挟んで、夕刻の友人、知人との新年会はそうしたことも忘れさせ、身体もユルユルとほぐれてくるのだった。

その酒席は’50〜’60年代のテーブル、椅子が設えられた居心地のよい処だった。
yanagi バタフライstoolも置かれるなど家具に関心の強いオーナーであるようだったし、ミュージックソースはiPod専用のスタイリッシュなオーディオから流されるなど、若者好みのインテリアデザイン。
予約してくれた友人のセンスと思いやりに感謝だ。
アルコールはハートランド、ギネスなどビール、ワイン、焼酎など。
料理はどちらかと言えばオリーブオイルを効かせたイタリアンが主。
大きな店ではないこともあり、嬌声を上げる客もおらず（まぁ、冷静に考えればば自分の声が一番大きかったかな）、静かにゆるりと飲むことができた。
友と知人に感謝である。
ほぼ最終の新幹線の時刻まで歓談し、再会を約束し別れる。
ボクは仕事柄と言えば良いのか、ほとんど業界筋の酒席での付き合いも無いし、気の置けない友人、知人と楽しく飲むことがたまにあるだけだが、美味しい酒と、気の利いた料理と静かな空間さえあれば心地よく酔うことができ、何も言うことはない。

---

※ 参照サイト
■ iMac
■ ハートランドビール
■ ギネス

《関連すると思われる記事》

• 子供の成長とともに随伴する机、そして配慮の足りないBlogger
• さよならを心からの感謝とともに（吉田秀和さん死去）追記あり
• 悩ましい iBook トラブル
• 米国仕様（size）の疎ましさ
• 頂いて悩ましいギフト商品（洗剤は困ります）