工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

頂いて悩ましいギフト商品(洗剤は困ります)

石鹸シリーズ
今日、大手百貨店から宅配便が届いた。ちょっと困っちゃった。
送付元へのある提供へのいわゆる“お返し”なのであるが、喜んで頂戴すべきことながら、反面困惑しちゃってる。
届いたのは「洗剤」の大きなセットの梱包。
うちでは洗剤は一切使用しない。
部屋周りの掃除、キッチンの洗浄も、洗濯も石鹸。
シャンプーも歯磨きも石鹸。
カビにも、洗剤メーカーなどの商品で洗浄するのではなく、重曹、アルコールなどですっきりさせる。
シャンプーも石鹸で済ますと泡立ちも良く、髪はつやつやリフレッシュ。
食器洗いも石鹸でやることで、洗浄力は抜群で、手荒れも起こらない。肌はいつもすべすべ。
つまり洗剤を使わないというのは環境へのインパクトを減らし、河川の汚染源から少しでも遠ざかるという考えに従った対応であることは言うまでもないことだが、何も背伸びして、無理してやっているというよりも、石鹸が持つ洗浄力と、人体への影響の少なさから、その快適さを選んだ結果にすぎない。


どうも石鹸は使いづらいという固定観念、誤解があるのではないだろうか。
洗濯石鹸も今は粉末ではなく、水にも溶けやすい液体だし、歯磨き粉だって練り状で使いやすいよ。
もうそろそろギフト商品を選択する時には、相手の生活スタイルを考慮して考えたいね。
洗剤は手軽なギフトとして利用されることの多い商品だが、ちょっとリスクの高い商品であることも頭の隅に置いておきたいもの。
他にも生活用品での商品選択に気をつけるようにしているものは少なくない。
例えば食品のラップも同じ事。
スーパーのラップコーナーをほとんど占拠しているのが大メーカーのもので、そのほとんどは塩化ビニールを原材料としたもの。
既に承知のように塩ビはダイオキシンの最大の発生源。
これに替えて、ポリエチレン製のものも(かろうじて)出回っているので、もう10数年前からこちらを選択するようにしている。
これらの選択は、現代の工業化社会に生きる生活者として、賢い消費者としての最低限のマナーだと考えたいし、こうしうことにも自覚的でありたいと思うね。
スーパーなどでの買い物にマイバックを使おうという運動については最近当たり前のように普及してきたことはうれしいことだ。
何事も5年、10年という単位での年月が必要というのは辛いことではあるが、忍従と積極的試行もたゆまずやっていくということに尽きるのだろうね。
ところで最近話題になった再生紙の偽装にはあきれかえってしまったが、トイレットペーパーも再生紙100%を積極的に選択しているものの、これは果たしてどうなのだろう?
今日は大寒。立春までわずか2週間となった。
明日早朝は当地でも初雪があるのかも‥‥。
* そう言えば同じようなことを6年も前にWebサイトの方で言ってたみたいだ。繰り返しのようでスミマセン。(こちら

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  • artisanさん自然派ですね

  • kokoniさん、どうも。
    >自然派?
    なるほど、自然派ですか。自然児の方がうれしいかな(それじゃ、あんまり?、あるいはそのまんま?)
    混ぜっ返すのはその辺にして‥‥。
    kokoniさんはお美しいから、あまり過剰である必要はありませんが、女性の場合、化粧品というのも、選びたいものの1つですね。
    ある種の毒でもありますからね。

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