工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

椿三題

工房裏手にあるあまり人に愛でられることのない椿 三題。

椿a

落ざまに 水こぼしけり 花椿    松尾芭蕉

花器:灰秞一輪挿 小川幸彦

椿b

あしひきの 山つばき咲く 八峯越え 鹿待つ君の いはひ妻かも    万葉集

椿c

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  • 椿といい花器といい
    趣がありますね

  • 椿は破調ですね。kokoniさん。
    あっち向いたり、こっち向いたり、まったく統制が取れていない。花々の中では、ちょっとめずらしいのでは。
    器は親しくしていただいていた、型破りの陶芸家のものです。(故人)

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