工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

木工屋は傷害保険が必須

昨日朝刊の経済欄にボクが契約している損保会社の「障害保険」(積立障害保険)が9年ぶりの価格見直しが行われ、5%値下げされるとの報道があった。
実は3月末に更新したばかりであるが、5年間という長期のものであるためぜひ価格見直しの対象にしてもらいたいとカスタマーセンターに電話した。
回答は新規の契約が対象とのつれない返事。(想定通りではあったが)
次に契約会社の代理店(個人経営)のA氏に電話。
報道は確認しているものの、会社からの詳細な説明が無いのでまだ答えられないとの、これまたつれない返事。
ボク達の業務は怪我というものが避けがたい職種だ。
そこへきてボクはおっちょこちょい。
開業当時は毎年のように小さな怪我をして、この保険のお世話になってきた。
・通院:5,000円/日
・入院:10,000円/日
という保障はありがたい。
開業当時は日本経済が好調の頃、いわゆるバブルが来ようとする時期でもあったので、5年契約の貯蓄型、という商品であったが、上のような額の保障を受けつつ、更新時にはあっと驚くほどの利息が手に入った。
またある怪我(指の一部欠損)では「これは後遺障害の対象になるので、別途診断書を取り寄せてください」と言われ、手続きしたら、何と1,000,000円の保険金が給付されたので、驚いたことがあった。(今はとっても綺麗な指に回復してるけれど)
しかしこの貯蓄型傷害保険も今では更新時利息が入るどころか、逆に償却され、新たに積み増さねば更新できないというありさま。
さて、この報道で「何とか値下げの対象にして欲しい ! 」という懇願をするのには他の理由があった。
今回の更新時、ある外資の損保会社(自動車任意保険で有名なZ社)のものと比較対照し、こちらに契約を替えようかと天秤に掛けていたのであったが、気弱な性格が災いして長年世話になっているこの代理店のA氏の曇った顔を見るのが忍びなく、そのまま更新してしまったという経緯があったからだ。
詳しくは記述しないが、外資の方は怪我をしたときに一定期間の(半年が限度だったかな)手厚い休業補償が付くという特約があった(わずかの掛け金)。
そんな訳で気弱さを取り返すためということもあるだろうから、少しでも値引き対象にしてもらうべく、今度は気丈に掛け合おうと考えているのだが……。
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  • わたしも左手の人差し指をケガした時
    ¥1500000入金されていてビックリしたことが。
    わたしの場合は無くなったまんまですが・・・
    安全第一ですね。やっぱり。

  • ユマニテさん やっちゃいましたか。
    ボクの場合はいつもドクターから「木工屋さんは指の怪我が多いけど、そのうち伸びてくるもんだから懲りないんだよね、‥ったく」と呆れられています。
    木工屋の知人で人差し指、中指、薬指の3本を無くし、残りの親指と小指だけで器用に綺麗な仕事をする職人がいましたが‥‥、
    気をつけたいですね〜。
    VOLVOの破損は取り替えが効きますが、身体の大きな欠損は戻りません。
    Linkしていただいた貴Blog拝見させていただきました。あなたの名前(ユマニテ)も気になっていましたが、犬もかっこいいですし、画像(被写体も含め)も良いですね。都築響一さんが好きなのも判る感じがします。
    Linkされているサイトもクールでさりげない主張も見えてステキです。
    何故か、うちも入っちゃってますが?
    敬意を表して弊BlogからもLinkさせていただきます。
    お仕事、安全第一でがんばってください ! 。

  • うゎ!リンクされてますね。
    ほんとに良いんでしょうか・・・
    大先輩にリスペクトを込めて
    密かにリンクさせて頂いておりましたのに。
    いつも参考にさてもらってます。
    ありがとうございます。

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