工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

突然の停電にあわてるひ弱なartisan

今日はとても穏やかで快適な日和だった。
しかし
どうしたことか夕刻に工場が停電。三相も単相100Vも使えなくなってしまった。
あわてて数カ所の屋内配電盤を確認するも、ブレーカーは落ちていない。
メインの配電盤もOK。 ??
すると隣人が駆けてくる。「どうしたのかね〜」。
なるほど、こんな好天なのでまさかと思ったが、付近一帯がダウンした模様。
やや日が延びてきたので、かろうじて残っていた明るさの中で電気を用いる仕事ではない業務に切り替え、継続する。
オッと、部屋のPowerMacがスリープ状態だった。
しかしあわてても仕方ない。既に電源は落ちてしまっている。
電力会社に電話するも(固定電話は電子機器状態なので使えないから、ケイタイで)ビジートーンが返されるだけでなかなか繋がらない。どうも広域で停電して、電話が殺到しているのだろう。
ほぼ1時間経過して、復旧。
夜間だったらあわてただろうね。データ作成中のMacからはデータが欠損。録画中のDVDレコーダーの録画もダウン。許しを請う恋人への電話はダウンしてもはや回復不能。仕掛けた炊飯器のご飯は半生状態。せっかく冷やしたデザートのアイスクリームは溶け出す… etc etc。
でもあらためて停電事故のもたらす影響について考えてみた。
個人のこうした被害などさほどのものではない。様々な公共的な場での停電事故がもたらす被害は深刻だろう。
開腹手術中の集中治療室での停電(恐らくは大病院のほとんどには無停電自家発電電源装置を設備しているだろうが)。混雑する幹線の信号機の停電事故による交通混乱と事故誘発(今のおまわりさんに交差点の真ん中に立ち、手信号での交通量裁きができるのかしらん?)…etc,etc。
現代社会の脆弱性と言ってしまえばそれまでだが、やはりMacダウンを手痛いと感じるボクにはもう電力供給が不安定な社会には生息できないひ弱な人間なんだ。

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